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人間失格よかったよ!

蜷川実花さんの「人間失格」観てきました。

まず最初に、
蜷川実花は写真家、映画監督である前に
腐女子であることを忘れてはならない。

小栗旬の魅力は、大きくて細い指
手、顎のライン、背中
ザラついた声などがあるわけですが
「かわいいなぁ」と言いながら
二階堂ふみの頬を左手ですっぽりと包み
右手で背中を抱き寄せる仕草や
口づけする時の顏の角度
神経質そうに指先で
タバコをふかす仕草やらなんやら

「これでしょ? これが見たいよね、だよね?」
とでもいうように
小栗ファンに胸キュンな映像を
見せつけてくるのがもうたまらない。

「ゆれる」を監督した
西川美和さんのオダギリジョーも
それは見事だったけれど
今回の実花さんの小栗旬激写も
あっぱれ、素晴らしかったです。
また、その視線に
120%で応える小栗旬なのであった。

小栗ネタはこの辺にしておいて
今回、「恋」と「愛」の違いが
浮き彫りになってわかりやすかった。
恋は、自分の気持ち重視で
「好き好き好きなの~♡」
となるのに対し
宮沢りえ演じる妻の「愛」は
家族が壊れて
お互いの関係が終わってもなお
夫を想っての悲しい「愛」でした。
 
沢尻エリカさんの「恋」は
半分男みたいなところのあるので
最後には名声に変わってしまい
それはそれであっぱれ感たっぷり。

今回、二階堂ふみちゃんが
とても魅力的でした(最後こわかったけど)。
愛する人に抱かれ、
吐息をもらし
「もっともっと…」と求める恍惚感が
天使のようでした。
 
賛否両論あるみたいだけど
わたしは好きかな。

「空から花が降ってくるわけねーべ」
とか思ってしまう人には
向かないかも。
急に歌い出すミュージカルが嫌いとか
そういう人にも無理。 

静かに降り積もる雪のシーン
雨戸をあけたら菖蒲の花がわぁぁ~っとか
実花ワールドでした。

あと、高良健吾くんが三島由紀夫役で出てきます。

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