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小さな子供達の連弾の難しさ。連弾の場合、両方主役になったほうが難しかった。。。






3月の連弾の発表会に向けて子供たちが頑張っています。


ソロの演奏に比べて連弾の難しさは、
小さい子の場合、私の感覚では5倍くらい難しい気がする。


とにかくまずは「ノーミス」で弾かないといけない。
「あーーーーーちょっと待ってーーーー」が効かない。
お互いイッパイイッパイなので(笑)


相手のことを考える・・・・・これも小さい子には難しい。
自分のことで精いっぱいなので(笑)



1人で練習してる時には「出来てる!完璧だ」と思っても、
その子の「独特の間合い」ってのがあって、
休符まではいかなくて「ウン(休符)」の半分の半分「ウ」くらいの「間(ま)」でも、相手がいると・・・・合わない。


なんで?

弾けてるのに?


なんで、合わんの?




どの子も、私とやるのなら「合う」のよね~~~







小2女の子。
その後、同じ学年の男の子との連弾でした。







小1の女の子。
この連弾は、その後、左のパートを年上のお姉さんが弾いたので
本番でもとても上手でした。




そうなのですよ。
左が「年上」あるいは「かなり上級者」だと連弾はうまくいくのです。



でも、みんな一緒にやりたいのは「同学年の子」



連弾の場合、
どうしても左側の子が「伴奏」になって
右側の子はメロディなので「わかりやすい」けど
左側の子は伴奏パートなので「なにやってるかわからない」かあるいは「つまらない」ということになりがち。


今回は、連弾の曲集として、このシリーズをたくさん使ってみました。


右も左も両方が主役になれるという連弾集







どっちが主役、どっちが脇役ではなく、
どっちも主役・・・・





このシリーズ、何曲か生徒に渡して練習始めてるところなのだけど、
意外に・・・・・難しい。



簡単な譜面でも、
「両方が主役」になるため(まあそこが売りなわけで)
小さい生徒にとっては

「あたしって」
「何を弾いてるのかしら」みたいな感覚になるみたい。



「ここはメロディじゃないので」
「相手のメロディを想像して」という形になる。
レッスンに来た時は、
「相手側」を私が弾くか、歌ってやるかでイメージできても
おうちに帰っていざ練習しようとすると・・・


あれ?


自分の弾いてるメロディではなく、
弾きながら「相手のメロディ」をイメージできる子は、
かなり音楽性の豊かな子。
音楽の「本当の楽しさ」を理解してる子。

一方で、
「弾きながら」「相手のメロディ」をイメージできるんだけど、
あまりに「相手のメロディにとらわれると」
今度は「つられる!」という事態になっちゃう。
相手のメロが頭にあるから「こそ」
思わず指が「そっちに、いっちゃうぅぅぅ」(笑)
こは由々しき事態だけど、そういう子は音楽性は豊か。
だけど連弾の場合、んなこと、言っておられぬ。
「あたしは」
「あたし」という感覚も重要になってくる。
そこのところが

とても面白い。


みんな苦労してる。
でもね。。。


うまくいったらとても素敵だよ!
両方が主役だよ(主役という言葉には小さい子はわりに反応するなあ)



おだてたり
励ましたり
はっぱかけたり


3月目指してみんな、頑張っているところです♬





何曲かはパーカッションも入る予定。


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