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運動会が縮小されて思うこと




40年前に九州で子育て始めた時、
私が育った新潟とずいぶん違うなと思って毎日が面白かった。
地域性もあるし、私と主人の育った環境の違いもあったと思う。


そんななかでとても驚いたのは
「運動会がド派手だ!」



私の育った新潟の地域では、
運動会って、あったような気もするけど記憶に残ってない。
記憶に残らないほどの「小規模」だったのだと思う。


親と一緒にお昼ご飯を食べた記憶もないし、
運動会前に先生たちが「必死になって」
授業が運動会の練習ばかりでつぶれたような記憶もない。



九州に来て運動会の派手なことに驚いた。




ほぼ、

祭り!(笑)


前日からの「席とり合戦」から始まり、
じいじばあばも総出席。豪華なお弁当を広げて応援。


子供達も大変だった。
運動会前の、ピアノの生徒達の疲れようったら!


ダンスの練習、組体操のしごき(?)応援合戦、
リレーの選手決めには、親ともども「必死」
リレーの選手になると学年のヒーロー。


私は子育て中、ブライダルの仕事が忙しく、
運動会のシーズンはブライダルシーズンと重なっていた。
「代役のいない世界」


子供たちはてるてる坊主をぶら下げ、その横に私はてるてる坊主を「逆さまに」ぶら下げていた。
雨が降ったら火曜日に延期。



ほとんど私は運動会を見に行けなかった。


この場合、
もし夫が、
きちんとしたサラリーマンの家庭に育ち、
母は学校行事には積極的に参加するタイプの環境で育ってた人だったら


「運動会に行けない?」
「それって母、失格」みたいな話だったのかもだけど、
うちの主人は違った。

主人の母は釣具屋さんを営んでいて、
運動会シーズンは釣りのシーズン。日曜日は特に。


そんな家庭に育っていたので、主人は


「運動会に行けない?」

「そりゃーー仕方がない」

「どーってことない」というスタンスの夫だったので、
まあ、だから夫婦やってられたような気もする。



父親が
「ママは仕事で、行けないよん」とアッサリ、しかも何の後ろめたさも感じない感じで息子達に言うので、
息子達も「そんなもん」って思ってた気がするな。



幸運だったのは、
息子達と同じ年齢にイトコがいて、
その家族と一緒にお弁当を広げ(お弁当は作ったぞ、朝4時に起きて)
ママは欠席だけどパパもおばあちゃんもイトコ家族もいて、息子達も楽しく運動会を過ごしたのでした。



さて。

そんな「まるで祭り」運動会が、コロナで縮小して、
そのまんま、今年も先週この地域の運動会だった。



息子達が通った小学校に、今、孫二人が通ってる。




「土曜」
「午前中のみ」



かなりの縮小。
競技も少なかったし、代表リレーもなし。


私はレッスンで行けなかった。
主人はチャリで行った。
向こうのおじいちゃまおばあちゃまも行ってたとのこと。
私だけ欠席(相変わらずだ)




みんな、口々に、言ってたそうで。




運動会は、
このくらいの規模がイイね!
親の負担も少ないし、
子供達の負担も。
この程度でイイね。



他の親御さんたちからも同じような意見をいっぱい聞いた。


前のように戻らないほうがいいなあ。





コロナで運動会が小規模になったら、
「あら、こっちのほうが、いいのでは?」みたいな意見が多いからこうなってるのかもしれませんね。

今は、家庭の形も様々だし、
現代に即してるのかもしれない。

それに・・・
朝早くからシートに座り、一日中紫外線浴びて、子供達の歓声と応援に付き合い、
それって。。
自分達がジイジ&バアバに実際なってみると

それって・・・

かなりきついのですよ。

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