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CD制作2回目。ボーカルに色どりを加える。




CD制作2回目。

私も、スタジオの二人も、今回のプロジェクトは
「やったことがない」
「登ったことのない山を歩いてる」状態。


いろいろな都合で「歌入れ」は一回しか出来なかった。

その「録った声」に対して、
「あとからバックを作る」




リズムの存在する楽曲だったら話が簡単。
クオンタイズ合わせてクリックでポン。


でもシャンソンは、そうじゃない。



「揺れる」

そこがいいところなのであって。



ところが、
リアルタイムで「歌ってて」「伴奏弾いてる」状態が、
普段は何気なく伴奏してるけど実は
どんだけ「歌の人の間合い」を瞬時に掴んで微妙にバランスとってるか!
今回再確認。


その過程を「逆方向から」作り出そうとすると


・・・・

難しい。





最初の一曲を録音してみた時、

歌入れの時に「揺れて弾いてるアタシ」の演奏を聴きながら
その「揺れ」に合わせようとピアノを弾いてみた。


出来ないことはない。


だけど・・・


スタジオのAYAさんがおっしゃったのです。


「合わせて弾いてはいるけど」
「先生の良さが出ていない」


そうかーーーー!と目からうろこ!


そうなのよそうなのよ。



「揺れてる自分」に合わせることに必死で
「自分の表現」が全く出来てない!



的確な指摘。


そこで方法を変えたり、
その他もすったもんだしながら、作業を続けました。


楽しかった・・・・

スタジオの二人と私、
脳が疲労するので糖質とりながら、
AYAさんが用意しててくれた「農園のシークワーサーを絞ったジュース」でビタミン補給しながら・・・・



ある楽曲は、

「小さなストリングスの真ん中にピアノがあって」
そこでリアルタイムで歌ってる様子


ある楽曲は
「ピアノの横に、若くて肩出しドレスを着てるバイオリニストがいる感じ」


ある楽曲は
やせ型のイケメンなアコースティックギターさんと、
その横には、ラテン系の顔立ちでお腹が少し出てて頭が薄いんだけど
いやに色気のあるオジサマがスティールギターでオブリガード弾いてる



ある楽曲は
ピアノのみ。ガッツリシャンソン



なぁ~~んて感じで、
イメージを最大限に膨らませ、
かといって「作り込み過ぎないこと」が重要。



今回の作業で、
弾いてる私と、
打ってる(PCをね)SHOくんと、
そして「歌い手の気持ちも「「弾く人の気持ちも」「聞く人の気持ちも」理解するAYAさんと、共同作業だな~~と感じたし、


その中で


「気持ちが合ってる」ってことが、
とてもとても重要だと思った。

これだけ楽しく、エキサイティングに作業が出来たのは、
お二人の細やかな心遣いのお陰。



まだまだ細かい作業は続くのだけど、
きっと満足していただけるCDになると思います。


私にとって、とても良い勉強になりました。











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