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河津桜

【療養日記2024 2月17日(土)☁️】

 週末に入りまた妻から

🧟‍♀️今日はどこへ行くんだ

 と訊かれたので、

💩どこにも行かないよ。毎週毎週もう疲れ果ててるんだよ、少しは労ってはくれないのか三浦で河津桜がきれいらしいから見に行くかね。

 と言う事で三浦に行く事決定。昔は三浦なんてお散歩感覚で行っていたが今では滅多に行かない遠出の場所になってしまった。

 そもそもどうしてそんなに外出しなくなったのかをよく考えてみると自分の体力の衰えもあるが、どんなに短距離でも助手席の妻が必ず寝るからだ。ドライブしたってひとつも面白くない。常に孤独だ、その上最近はマナーのなってないバカが多くて運転は本当にヒヤヒヤする。寿命を削って運転しているようなものだ。

 こんなことが何年も続けば車になんて乗りたくもなくなる。もともと自分はクルマってものにそんなに夢中にはなれない。よくクルマを改造してうるさい音を出したり、やたらと車高を低く、または極端に高くしたり、威圧的な見てくれにしたりとそんな無意味な事に専心する輩がいるがああ言う連中とは一生かけても分かり合えそうにはない。ライダーと鉄オタが共に理解出来ないのと同じかも知れない。

 ということで車なんてのはある程度ちゃんと走れればそれ以外の無駄なところにこだわる必要なと全くないというのが自論だ。

 さらに最近は運転が危険だと良く思うのでできるだけ外出は電車にしたい。

 すると今朝は妻がめずらしく、

🧟‍♀️じゃあ電車かね

 と言ってくれたので車を出さずに済んだ。しかし電車となると我が家の場合、

大船→久里浜→三浦海岸と、JRや京急を乗り継ぐ面倒くささ。最近は横須賀線も久里浜まで行く電車は減ったし、京浜急行は学生の頃から嫌いだったしとそれはそれで引っかかるところもある。

 いざ三浦海岸駅に来てみると駅前は大賑わいで露店の花盛りだ。普段のあの薄ら寂しさは、人より鳩の方が多い三浦海岸駅はどこへ行ったのやらと言いたくなるほどに賑わっていた。

 京急沿線にある小松が池公園という場所が桜の名所らしいが、どう見てもその公園までの間にある桜並木が見頃のようだった。

 適当に桜を観終えて駅まで戻る、途中の事などあえてかくほどのことでもない。感想はひと言、

💩もう次はないな

 この一言に尽きると思う。

 写真こそ紹介しないが三浦海岸駅ではイベントも開かれていて、露天でいろんなものが売られていたがその中にちまきも売られていた。これが結構有名らしいのだが

心の底から不味いと言えてしまう不味さだった。

 このさくら祭りではちまきには注意

決して食べてはいけない!

 ちまきらしいもちもちとした食感は皆無で、まさにパラパラの炒飯にも匹敵するくらいのポソポソ感。お茶なしでは到底食べられない。まず手で持とうと思ったら包んである筍の皮を皿のように使って気をつけながら持たないとポロポロと崩れてこぼれていく。これが「ちまき」を名乗っているから怖い。

 こんなものもう二度と食べることもないだろうが、美味しそうに見えて買ったら何でこんな仕打ちに遭わなければならないのだと理不尽ささえ感じた次第だ。

 このまま帰るにはまだ不完全燃焼なので横須賀線の衣笠に立ち寄る。

 衣笠は20年ほど前に週に三回ほど通勤していた場所。当時の仕事は自分の生涯でも最悪の汚点である学習塾で大変だったが、この衣笠に通うのは楽しかった。

 そんな衣笠も20年が過ぎると贔屓目に見たって寂れて来てるなと感じる。しかし衣笠にはとにかく楽しいアーケード商店街があり、今日は思う存分わんこを連れて歩き回ってきた。正直言って三浦の河津桜よりも数倍楽しかった

ノスタルジー漂う衣笠商店街

 商店街を歩けば色んな人がわんこに声をかけてくれるし、とにかくわんこは大勢の人達に可愛がってもらっていたと思う。

 我々もお惣菜を買ったり、今川焼きや揚げたてコロッケを食べたりとごく普通に商店街で楽しめることは一通り楽しめたと思う。

 イベントに登場したクソ不味いちまきなどよりもずっと美味しくて安いものがたくさんある。

 すっかり商店街を満喫して衣笠の町をあとにする。このまま横須賀線が寂れればいつかは逗子より先はなくなるかも知れない。そんな時が来る前にまた商店街を歩けたらなと思った。

 その後ははじめ鎌倉に寄ろうかとも思ったが乗った電車が千葉行きで逗子止まりではなかったのでそのまま大船まで行きどこにも寄らずに帰ってきた■

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