【２０２３年５月３１日（水）　Day 64】

　このところ体調が芳しくなく日課のウォーキング以外に歩くこともないので歩数は極端に下がっている。おかげで札所二十六番金剛頂寺を出てから未だに吉良川にさえ辿り着いていない。このペースでいったらあと一週間はかかってしまいそうだ。

　日常生活の中でもこのスマホ遍路日記は意識しているのだが、ひとつだけこの日記を始めてnoteに連載しようと決めた時に一緒に決めたことがある。それは

絶対に焦らない
この日記の為に無駄に歩かない
1,000歩以下の日は日記にしない

　この三つだ。そもそも自分は病気療養中の身であり、ウォーキングはその一環でしていること。できるだけ歩いたほうがいいが歩くことで体に負担がかかるようでは本末転倒。ましてやこの日記の為に余計に歩くのは療養の身に負担をかけているだけだ。

　そして今振り返ると身体もだいぶ元の動きを取り戻していることに気がつく。今のウォーキングなどの運動を取り入れたのは今年１〜２月に入院し身体の中にあった金属部品を取り払う「抜鋼手術」を終えたからだ。

　これまで金属で支えていた自分の脊椎を本来の自分の筋肉で支えなければならなかった。

　退院後にそれまで脊椎を支えていた硬性コルセットから三点固定式硬性コルセット（ジュエット）へとコルセットを変え、そのコルセットも四月中旬からは装着を控えてきた。未だにジュエットがないと心細く感じる時や脊椎に過度に負担がかかっていると感じることがある。

　しかしこれらのコルセットは腹筋を痩せ細らせる要因でもあるので装着せず自分の筋肉をつけることが最重要課題でもあった。

　療養中の身は普段なら想像もしないことをあれこれと想定して生活せねばならない。

　全く遍路日記とは関係のない話へ移ってしまったので今日はこの辺でやめにしておく■