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スマホ遍路日記(73:三十二番禅師峰寺〜三十三番雪蹊寺)

【2023年6月18日(日) Day 82】

 札所三十二番禅師峰ぜんじぶ寺と三十三番雪蹊せっけい寺の間には浦戸湾が横たわり、昔から浦戸湾の渡しという渡船があった。禅師峰寺から西に進み浦戸大橋を渡らず右側方向に進むと種崎渡船場がありそこから渡し船で対岸の梶が浦渡船場まで行ける。歩き遍路もこの渡し船は乗り物に乗るという感覚はなくよほど歩きにこだわらない限りは利用をするらしい。

 梶が裏渡船場からはすぐ横を流れている新川川沿いに西へ向かえば1.5㎞ほどで雪蹊寺に着く。とにかく楽でわかりやすい。

 一方浦戸大橋を渡れば歩きで進めるが、この橋が完成したのは今から50年程前のことで1200年以上ある四国八十八ヶ所巡礼路の歴史から見ればつい昨日できた橋みたいなのものだ。しかもこの橋を渡るルートはかなりの遠回りだ。

 車やバイクの場合はこの浦戸大橋ルートしか選択肢はないのだが、橋からの眺めは一瞬だがなかなかのもの。橋を渡ると桂浜方面へのアクセスも良く寄り道も可能(僕はしたことがないが)。そして橋を渡った後の長浜の眺めはとにかく素晴らしい。

 しかしながら個人的な意見をここで書けばこの素晴らしい長浜の眺めを見るにつれ、南海トラフ地震が起き津波が発生したら高知は本当にひとたまりもないだろうと感じる■

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