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お遍路ウォーキング日記(109:三十九番延光寺へ ③)

【2024年4月22日(月曜日) Day 109】

 今日は朝から雨が降っていて午後になっても降り続けていたためにウォーキングにも出ず。そのほかに外出する用事もなく現在地には変わりはない。

 昨日は高知南西交通のとても変わった名前のバス停について書いたが今日もそのネタ。

 現在地の赤礁あかばえバス停よりも足摺岬手前には「シシガコイ」というカタカナ地名がある。地名に「シシ」がつくものはたいていは「獅子」(獅子舞などの獅子に関わるもの)または「宍」(「葦」などからの転訛または狩猟や漁労の生業と深く関わる場所)のつくものだがここではそれとも全く違う。

 このシシガコイという場所のシシはイノシシのことをさし、イノシシが非常に多いのでこの近くにイノシシから地域を守る囲いがあったのがこの地名の由来だという。

 確かに思い当たる節があり、以前に正月に札所三十八番金剛福寺を打ちに行った時、お寺周辺の駐車場がパンクするために少し離れた場所にある駐車場から出ているシャトルバスを利用したことがあった。その距離1㎞弱しかない。

 お寺を打って駐車場まで帰る時にバス待ち客が長蛇の列を作っていたので歩いて戻る事にした。わんこもいたので散歩も兼ねて歩いた。

 途中で木が鬱蒼と繁る場所を通るのだがその道すがらに「イノシシ注意」と手作り看板を見つけた時にはちょっと嫌な感じがした。しかもご丁寧に貼り紙で、

「昨日も出ました」

と追加情報付きだった。

 このシャトルバス、正月で駐車場を完全閉鎖した金剛福寺への足は言うまでもないのだが、できたらイノシシが多発する地帯はバスを利用してもらいたいというのも狙いだったようだ。シャトルバス利用料は片道50円、これは言うなれば駐車場使用料みたいなもの。わんこも抱っこしていれば可だった。

 以後自分の中では足摺岬=イノシシというイメージがついていて、今回このシシガコイというバス停の存在まで知るとやっぱりそうなんだと思った■

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