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【YMM4】カスタムボイスを使ってみよう ~ゆっくりMovieMaker4 チュートリアル(のようなもの)06~

YMM4からの直接生成では細やかな調整作業(いわゆる調声)ができません。
調声済みのファイルを使えるようにしてみましょう。

・確認環境
OS:Windows10 22H2
YMM4:Lite v4.13.1.1

準備

何らかの合成音声ソフトを使い、音声を出力しておきましょう。
「.wav」と、同名の「.txt」があれば大丈夫です。

サンプル

今回も例ではずんだもんを使っていきます。

直接投げ込む

方法の1つです。
設定が必要ない代わりに全て手動で入れていく必要があるので大変です。
やり方は、まずタイムライン左下の設定が喋らせたいキャラクターになっていることを確認します。
違うキャラクターが選択されている場合はクリックして変更するか、「Ctrl + ↑ or ↓」で切り替えることが出来ます。
あとは、素材フォルダに音声ファイル一式を格納し、「.wav」を掴んで「ここにセリフを入力」となっているところに投げ込むだけです。
ファイルへのフルパスが入力されたらOKです。Enterを押下しましょう。
タイムラインへボイスアイテムが挿入されます。

カスタムボイス機能を使う

こちらは事前の設定が必要ですが、監視しているフォルダに音声ファイルが投入されると自動でタイムラインに挿入してくれます。
まず設定から。
「キャラクター設定」の「カスタムボイス」を有効に。
以前説明したようにプロジェクト毎にフォルダを分けておきたい場合は「サブフォルダを含める」もONにしましょう。
「監視フォルダ」は音声ファイルを格納していくフォルダを指定します。
「ファイル名」にはキャラクター名を書いておきます。
なんでもいいわけではありません。
出力してある音声ファイルを見ましょう。
多くのソフトではキャラクターの名前をファイル名に含めて出力します(たぶん)。
今回の例だと「ずんだもん(ノーマル)」がそれです。
「ならこれを書けばいいのね」というのはちょっとお待ちください。違います。
そのまま書いてしまうと、VOICEVOXの場合だとスタイルが違う時(「ツンツン」や「あまあま」など)キャラクターが違うという扱いになってしまいます。
なので、ここに書くべきは「_ずんだもん*_」です。

あとは監視フォルダだけ指定すればOK

「*」は「ここに何らかの文字列が入る」ということを表します。あんまり気にしないでください。
ここでのポイントは前後の「_」を含むことです。
こうすることでセリフ中で名前を呼ばれても大丈夫なようになります。
この対策をしておかないと、例えば「ずんだもん」と呼びかけた四国めたんの声がずんだもんの物として認識されることがあります。
設定が終わったらウィンドウを閉じます。
あとはソフトから直接監視フォルダ内にファイルを生成するか、生成したファイルを監視フォルダに投げ込めば自動でタイムラインに挿入してくれます。
個人的な意見ですが、まとめて生成しようとするとナンバリングと生成順が一致せずタイムラインがぐちゃぐちゃになりがちなので、別のフォルダに一度生成し、監視フォルダにD&Dした方が安全です。

ボイスアイテムを修正する場合

YMM4で使用中のファイルは上書きできません。
「ならYMM4を一度終了して上書きすれば」というのもおススメできません。
元のアイテムより長ければボイスアイテムの末尾が切られることがありますし、短ければ余計な余韻が残ります。
まずYMM4上のアイテムを一度削除し、ファイルを上書きまたは削除、それから直接なりカスタムボイス機能なりでYMM4に再配置するのがいいと思います。

『exVOICE』や『ぴた声』などを使いたい時

これらも合成音声と同じ手法で使うことが出来ます。
先にファイル名と同じ名前の.txtを作り、中に字幕に使いたい文章を書いておくと、読み込まれたときに反映されます。
作っておかないとファイル名が字幕になり、修正の手間がかかるので作っておきましょう。
「直接投げ込む」手法ならそのまま、「カスタムボイス機能」を使うならさらにファイルのリネームが必要です。
「ファイル名」で設定した名前を含むようにリネームしましょう。

ちゃんと設定すればこれでも通る

関連FAQ

外部の音声合成エンジンで作成した音声ファイルを使用したい

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