見出し画像

静思の時間(ディボーション)の持ち方

みなさん、こんにちは。
今日は、「静思の時間」についてお伝えします。

1.静思の時間、ディボーションとは

みなさんは、日々「静思の時間」を持っているでしょうか?
「静思の時間」とは、「ディボーション」とも言います。
この時間は、一言で言うと「個人礼拝」と言えるでしょう。

この時間は、神さまに礼拝をささげる時でもあり、神さまから恵みを受ける時でもあります。
教会では毎週日曜日に公の礼拝がありますが、クリスチャンは週に一度だけではなく、毎日、事あるごとに神さまを礼拝します。

神さまは一人ひとりと豊かな交わりを持ってくださり、語りかけてくださるからです。
神さまのみことば(聖書)を通して、その日神さまが自分に語っておられる事に耳を傾け、霊的な養いをいただくことができます。

この時間を持たずして、クリスチャンの成長はありません。
もし、祈りにおいて渇きをもって、主に求めるならば、私たちの祈りは力強く、信仰生活にも潤いと活力を取り戻すことでしょう。

私たちの主であるイエス様ご自身が祈るお方でした。
ここに私たちも倣うことができます。

イエスは朝早く、まだ暗いうちに起きて寂しいところに出かけて行き、そこで祈っておられた。」(マルコ1:35)

2.なぜ、ディボーションをするのか?

①神さまがあなたを待っておられるから

「あなたがたが祈るときは、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。」(マタイ6:6)

この時間は、私がみことばをマスターするのではなく、私がみことばにマスター(支配)されることを願いましょう。
神さまにとらえられることが目的です。

②私たち自身が、神さまとの生きた交わりを必要としているから

「わたしにとどまりなさい。わたしもあなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木にとどまっていなければ、自分では実を結ぶことができないのと同じように、あなたがたもわたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないのです。」(ヨハネ15:4〜6)

③ひととき、神さまにのみ集中し、純粋に神さまとの交わりを楽しむ

パスカルのことば
「この無限の深淵(人の心の渇望)は、無限で不変な存在、すなわち神自身によってしか満たされえないからである。」(パンセ425)

神さまは、人間に安息日を定められたように、私たちは安息が必要。
何よりも、静まって創造主の愛を心から、リアルに知り、経験する必要がある。

このような神との交わりで満たされた心は、キリストによって肯定されている満足感で満たされ、より豊かで充実した人生を歩むことができるようになる。
野心が贖われ、聖められて、進んで神の働きに参与するようになるからである。

3.ディボーションの手順

あなたは今、神さまとの時間を過ごすことのできる場所と時間を確保したでしょうか?
あえて、特別な場所を用意する必要はないかもしれません。
今、心を神さまに向けることで、そこがあなたの「隠れた場所」となるでしょう。

①聖書を読む

聖書を読む前にまず、短く祈りましょう。
「聖霊なる神さまが知恵を与えてくださいますように」
と祈り、心を神さまに向けます。

このとき、大切なことは「神さま、今日私に教えようとしておられることはなんですか?」という態度で読むことです。
人に教えるためや、正解を探すのではなくて、今日、私に対して神さまがお語りになることばに「聞く」ことです。

「聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。」(Ⅱテモテ3:16〜17)

聖書を読むときは、ばらばらではなくてなるべく連続して通読すると内容がつながって理解できます。
聖書をバランス良くよむためにも通読表を用いましょう。

ゆっくりとその日の聖書箇所を読んでいきましょう。
ノートを用意してメモをとりながら読むと良いでしょう。
・神さまについて書かれていること
・繰り返し記されているキーワード
・気になったことば


②思いめぐらす


心にとまった一節に注意を向け、繰り返し聖句を読み、黙想しましょう。

イエスは答えられた。「第一の戒めはこれです。『聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』」(マルコ12:29〜30)

心を尽くし、いのちを尽くし、知性をつくし、力を尽くして、みことばを味わいましょう。

・神さまはどのようなお方として示されましたか?
神のご性質、価値観、計画等

・人間、自分について何を教えていますか?
感謝、罪、計画、具体的な行動等

みことばを繰り返し思い巡らしていると、頭の中に様々な考えが浮かんでくることがあります。
いろいろな用事だったり、気にかかることが頭に浮かぶこともあるでしょう。それらは一旦ノートにメモしておきましょう。このとき、罪が示され悔い改めに導かれたり、アイデアや具体的な他者への励まし、献身の思いなどが示されることがあります。
 

③応答する

今日、神さまがあなたに気づかせてくださったこと、教えてくださったことを受けて、あなたの生活にどのように適応しますか?
今日のテーマを書き留めてみても良いでしょう。

「みことばを行う人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけません。みことばを聞いても行わない人がいるなら、その人は自分の生まれつきの顔を鏡で眺める人のようです。眺めても、そこを離れると、自分がどのようであったか、すぐに忘れてしまいます。しかし、自由をもたらす律法を一心に見つめて、それから離れない人は、すぐに忘れる聞き手にはならず、実際に行う人になります。こういう人は、その行いによって祝福されます。」(ヤコブ1:22〜25)

「これらのことが分かっているなら、そして、それを行うなら、あなたがたは幸いです。」(ヨハネ13:17)


サポート感謝します。 働きのために大切に用いさせていただきます。 祝福がありますように!