ゲームに発揮できる集中力を勉強に活かせないものか？
→もうこの際ゲームで勉強しようか

こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、つまらない教科書で英語学ぶくらいなら、ゲームで英語を学ぼうよ、という話を本気でします。

ここ数年、映画で英語を学ぶことが主流ですが、最近のゲームは映画さながらのストーリーが付いているものが多いので、映画が教材になるなら、ゲームも教材になってもいいと思うのはわたしだけでしょうか？

映画の中の人物は自分の思い通りに動かすことはできないのですが、ゲームの最大の特徴は自分でキャラクターを動かせることから来る、圧倒的な没入感です。

映画は見るだけなので他人事のストーリーですが、ゲームは自分で操作するので自分事です。

ゲーム中の言語を英語に設定すれば、ストーリーは英語になりますし、

・英語字幕＋英語音声
・英語字幕＋日本語音声
・日本語字幕＋英語音声

のどれでも選択できるので、ゲームをガチの教材化することも大いに可能だと思います。

と、書いているわたし自身はゲームを教材にして語学を学んできました。
だから楽しかったし、今日まで続いたのだと思います。

世間一般の考えでは、「英語は勉強するものだからゲームで学ぶのは邪道なり！」なのかもしれませんが、つまらない勉強方法を押し付けて挫折するほうがよっぽど邪道だと思いませんか？

型破りのアイディアかもしれませんが、

ゲームを本教材、
映画を副教材、
教科書を副副教材
くらいのバランスがちょうど良くないでしょうか？

そんなわけで、ゲームを語学の教材として使用することを本気で考察していきます。ポイントを３つにまとめると

・俗語から高度な表現まで、まとめて学べる総合的学習教材
・周回プレイで反復学習できたり、コスパ最強
・「Steam」を使えば、「遊ぶ→調べる→記録する」回路で英語学習が可能

「まなぶ」の本質は「あそぶ」です。だからゲームで英語を学ぶのは筋違いではないなと思っています。

１．俗語から高度な表現までまとめて楽しく学ぶ

下の画像ではあるゲームのオープニングの字幕の、日本語字幕と英語字幕を比べています。

まず、日本語字幕で使われている単語を分析してみましょう。

「誘惑」「呼び寄せられる」「連中」いずれも高度な表現です。外国人が日本語を学習するときに「日本語能力試験」というものを受けるのですが、その３級・２級レベルに相当する語彙群です。(1級が最高、5級が登竜門。)

英語の方を見ると、「loot」「resist」など、中堅難易度の語彙が登場します。

単語帳を使って勉強すれば嫌々覚えることになる言葉たちも、ゲームならスッと頭の中に入ってきてくれます。

もう１枚見てみましょうか。

俗語バリバリの文章です。
どちらかと言うと、かなり下品な方の。
教科書には絶対出てきません！

しかし、日常会話では教科書に載っていない単語や言い回しが普通に出てくるものです。読者の皆さんが実際に日常会話で、俗語を使うかどうかは置いておいて、知っておく価値はあるのだと思います。

テストに出るような表現から、絶対テストには出ない表現まで、まんべんなくカバーした上で、楽しく学べて、なおかつとことん熱中させてくれるのはゲームをおいてほかないと思います。

いやいや、それなら映画だって同じじゃないか？

と思うかもしれませんね。

しかし、映画に無くて、ゲームにしか無いもの、「２周目」を考慮をしたらゲームに軍配があがることでしょう。

２．周回プレイで反復学習できたり、コスパ最強

同じ映画を２回見るには、重い腰を上げなくてはなりません。

しかしゲームは違います。

２周目のプレイは１周目と全く同じとは限らないのです。

・２周目になってアンロックされるストーリー
・２周目になってアンロックされるキャラクター
・別のキャラクター視点で同じストーリーを楽しめる
・ゆえに違う会話文が出てくる
・装備も１周目より強くなり、ますますアツくなれる

映画は同じストーリーが再現されるだけですが、最近のゲームはクリア後も遊びこむように作られているので、２周目には１周目になかったようなストーリーが追加されています。

したがって、飽きる可能性がもはやゼロに近いと言えます。

勉強していてほぼ確実に飽きない教材。もし、そんなものがあるとしたら、ゲームしかないと思います。

ゲームの具体例を少し見ていきましょう。

Borderlandsシリーズが英語学習として優秀です。
全世界で1300タイトル売り上げている、超人気ゲームです。

・会話が非常に多い
・ストーリーが映画並の迫力のため、単語を強い印象と共に覚えられる
・日本語も英語も声優が優秀 (音声にお金を掛けている)
・スラングも高度な英語表現もバランス良く含まれている
・ユーモアに富む
・アメコミのテイストなので万人受けしやすい
・ベースのストーリーを６人のキャラの視点で進められるから飽きない
・２周目、３周目のやりこみ要素がふんだんに盛り込まれている
・全８言語で遊べるので、８言語学習になる

あくまでも英語学習の記事なので、ゲームの詳細については割愛しますが、これだけ色々できて２０００円程度で購入することができるので、ネットフリックスを契約するよりもしかしたらお得かもしれません。

セール時期には８割引で買えたりもするので、コスパも最強と言っても過言じゃないと思います。

興味のある人は、是非検索してみてください。

ゲームを始めたら、勉強より遊ぶ方に流されてしまうという方。
とっておきの作戦を伝授します。

１周目は普通に遊んでください。
２周目から勉強開始です。

けじめを付けるという意味合いもありますが、１周目でストーリーを把握し頭に叩き込んでから、２周目を勉強に充てると吸収率が高いと思います。

３．どこでゲームを買うのが良いか？→Steamがオススメ

ゲームを使って英語を学ぶ場合、以下の条件は必須です。

・多言語版であること
・音声は英語、字幕は日本語、など細かい調節が効くもの

そして、もし可能なら下の条件も満たしていたいものです。

・スクリーンショットを撮ることができる
・字が大きくて読みやすい
・ゲーム中に分からない単語があったらすぐに調べられる
・安く買える

そのような条件をなるべく多く満たしてゲームを買えるサイトがあります。

「Steam」という3万本ほどのゲームを売っているサイトですが、決して海賊サイトではありません。正規のサイトです。

購入したゲームはクラウドに永久保存されるので場所をとりません。

主にパソコンで遊べるゲームを取り扱っているので、プレイ中にスクリーンショットを撮ることもできますし、分からない単語があったら一時停止をして、Googleで調べることもできます。

そして、並行して起動していたWordにメモをとることができるので、

遊ぶ→調べる→記録する

という一連の流れがPC１台でできてしまいます。

オマケに、上の画像のように、週間セールがあったりとお店で買うより安く買えます。春休み、夏休み、ハロウィン、などには８割引、９割引も多く見られ、興味あるゲームをタダ同然でまとめ買いして、後でプレイすることも可能です。


ちなみに、セール情報はこのサイトで手に入ることもあるので見逃せません。Netflixを余裕で打ち負かしています。で追跡することができます。先ほど紹介したBorderlandは500円程度で手に入ることもあるので見逃せません。Netflixを余裕で打ち負かしています。

世界中の何千万人という人が遊んでいるゲームも数多く売られ、他言語版が手に入ります。PCのゲームですから、言語設定などの詳細設定がしやすいです。

ちなみに、スマホのゲームは画面が小さいため、文字を視認しにくいので語学の学習にはあまり向いていないと思います。

まとめ

・俗語から高度な表現まで、まとめて学べる総合的学習教材
　→教科書に出てくる英語も、出てこない英語も、まとめて学べる！

・周回プレイで反復学習できたり、コスパ最強
→映画と違って２周目に違う展開を楽しめるから飽きない。
→１周目は遊んであらすじ理解。２周目は語学の勉強に。

・「Steam」を使おう
→他言語版のPCゲームを安く買える。
→[遊ぶ→調べる→記録する]をPC１台でこなせるようになる

どんなに集中できないという人も、ゲームとなれば異様なほどの集中力を発揮するものです。それ勉強に活かさないというのはもったいないと思います。

そして、最後に言いたいことがあります。

人は誰しも単なる集中を超えて、夢中・熱中の域に入っている間は天才です。英語を嫌々勉強している人が英語の天才になれる確率はゼロだと思いますが、ゲームに死ぬほど熱中するくらい英語に熱中できる人は、英語の天才になる可能性を秘めています。

ゲームは才能開花のツールになりえるのだと、私は思っています。

そんなわけでもしよかったら、下の夢中力の記事を合わせてお読みいただけたら、ゲームが持つ潜在性をより引き出すことができると思います。

本記事が皆さんの糧になったことを祈って、

それではまた！

PS

私は普段オンラインで英語を教えていますが、ゲームを教材として使用することを塾の方針としてオススメしています。教科書を使って勉強させている時と比べたら、ゲームを使って勉強しているときの学生の目の色はまるで違います。

ぜひぜひ、ゲームの力を最大限に引き出してくださいませ。