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マイナンバーが必要?オーストラリアで銀行口座を開設する方法を図解してみた -Commonwealth Bank編-

こんにちは、ゆうです。今日はオーストラリア4大銀行の1つであるCommonwealth Bank (コモンウェルス銀行)の口座開設の方法を、現地リポートでお届けします。

現地で仕事を始めたい、日本から送金してもらいたい、そんな時に必要となるのがオーストラリア現地の銀行口座です。

しかし、まだ英語もままならないのに支店に足を運んで英語で口座を開設をしないといけない、、、そんな不安は当記事で拭い去れます。

筆者はオーストラリアにに5年住み、これまでに3回ほど口座開設をしに行った経験があります。最新情報を踏まえて手順を丁寧にお伝えしようと思います。


1.たった3ステップ!口座開設の流れ

口座開設は以上の3ステップでできます。最初に言わないといけないことが1つありますが、「オーストラリアの電話番号」は必須です。

まだの人は先に電話番号を入手してください。現地SIMの開設についての記事は後日作成します。

それでは3ステップを順にみていきましょう。

 ・STEP1「書類を揃える」

   ・マイナンバー

パッと見て気になるのは「マイナンバー」だと思いますが、支店に行った時聞かれるのでマイナンバーは必要です。

今日ちょうど銀行に行ってマイナンバーを求められたので驚きました。過去口座を作ったときは必要ではなかったのに、マイナンバーの手が南半球にまで及んでいる実態を肌で感じちょっと身震いしました。

オーストラリアも日本も税金の徴収に必死で、聞くところによると両国の国税局は連携しているようです。日本ではなくても、日本の公文書が必要になる機会が今後増えると思います。

なお、マイナンバーカードは実物ではなく、撮影したものでも大丈夫です。スマホの画面を見せればそれで済みます。困ったら親などに連絡してLineか何かで写真を送ってもらえれば対応できます。


  ・パスポート

IDとして必要です。それ以外にも、「口座開設の予約」をする場合に必要となります。STEP2において、もし支店に着いたはいいが待ち時間が2時間などその日は待てない場合、後日の何時にまた来たいかというアポをとることになります。

この時に係の人がパスポートをスキャンして予約表を作成するのでパスポートは必携アイテムです。


  ・ビザの許可書

意外とみんな忘れがちな書類です。正式名称は、Visa Grant Notification Letterと言います。観光ビザでは口座開設ができないので自分が何ビザで渡豪したか証明する必要があります。

また、ビザの種類によって利率が変わったりします。

ワーホリビザの場合は優遇措置はないですが、学生ビザの場合は「毎月4ドルの口座維持費」が免除されるという特典があります。


必要な書類は以上です。あとは、当然ながら住所は聞かれるので来たばかりの人は住所をスマホなどにメモしておきましょう。


 ・STEP2「支店に行く」

書類の準備ができたらいざ支店に行きましょう。事前のアポは必要ありません。

こちらの銀行は大体午後4:30には閉まるので語学学校に行っている人はうまく抜け出せるタイミングを見つける必要があります。お昼休みがオススメです。

さて、銀行に着いたら入り口に案内のお姉さんが立っているので口座を作りたいという旨を伝えます。今後、使えるフレーズ集を用意しますが、「I would like to open a new bank account」と言えば大丈夫です。


   ・予約が必要な場合がある

そう伝えたはいいけども「2時間待ち...(実話)」なんてことは実はザラにあります。昼休みが終わってしまう!そんな時、次回いつ来るか予約しなければなりません。

先ほどちょっと書いたように、係の人がパスポートのコピーを取ってくれ、下のような簡易的な予約表を作っています。

係のお姉さんは他にも対応する人がたくさんいるので、ササッと書き上げましょう。次いつ戻ってくるかわからないので....

もちろん予約しないで次回も運試しするという手もありますが、次もまた2時間待ちだったら徒労に終わってしまいます。素直に予約しましょう。

ちなみに私の場合は、13時頃支店を訪れ2時間待ちと言われ、翌日の同じ時間帯にできるか聞いた所朝しかできないと返事されたので翌朝開店と同時に(9:30)に行くことにしました。

開店前なのに人が列を作って待っているのでオーストラリアの銀行は忙しいようです。


   ・個別ブースで開設する

入り口でのやり取りに成功すると、個別ブースに案内されます。

ここまで来たらあとは簡単です、

銀行員さんが名前や住所、電話番号を聞いてきたりするのでそれに答えたり、必要な書類を見せれば良いだけです。

ここで聞かれる住所が銀行カードの送付先となります。

通常7-8営業日かかるそうなので、オーストラリア到着後すぐに銀行を使いたい人は初日に銀行に行くことをオススメします。

英語で口座利用の注意点について解説されると思いますが、英語を勉強したばかりの方はちょっと分からなくて不安になってしまうと思います。

皆様のそんな不安を解消すべく、今日銀行で根堀り葉掘り聞いてきたので第3章にまとめてしまおうと思います。


  ・STEP3「オンライン操作」

以上のことを済ませたらオンラインで済ませることが2つあります。

・Commomnwealth bankのアプリのダウンロード
・ネットバンキングのActivation (有効化)

1のアプリについては、Androidの人もAppleの人もアプリセンターから落とせます。

個別ブースで電話番号を伝えると、スマホに6ケタくらいの暗証番号が届きます。これがアプリの初回ログインに必要となります。

パソコンでネットバンキングの開設手続きをする場合も同様です。これをしないと、オンラインで送金ができません。

あとは画面に従って入力すれば自ずと出来ると思うので、ここは省略致します。


2.Commonwealth Bank利用の注意点

おそらく支店で英語で受けるであろう説明、意外と知らない人が多い知識をまとめてみました。


 ・到着後6週間以内に口座をつくるべし

入国後6週間以内であればパスポートのみで本人確認が可能です。6週間を超過すると、別のIDを提出しないといけなかったり煩雑化します。

入国し、現地の電話番号を入手したらスグに口座開設をしましょう!!


 ・毎月4ドルかかる口座維持費は裏技で回避可能

学生ビザの方は口座維持費はかからないので読み飛ばして頂いて大丈夫です。

ワーホリビザだけど語学学校に行っている人はかかる費用なので、飛ばさず読んでください。

日本とは違い、口座使用料ということで毎月$4引かれます (お金泥棒じゃないか...涙)。たった$4かもしれませんが、蓄積すればバカにならない金額に膨れ上がります。

しかしこの$4の固定費には発生条件があるので、それを満たさなければ回避が可能です。その条件とは以下の通り。

21歳以下の人であれば、毎月$1000が口座に入ること
22歳以上の人は毎月$2000が口座に入ること

つまり、毎月一定額が口座に入るようにすれば$4は払わなくてもよいのです。

仕事がないのでそんなお金がない...という人も安心です。ハウスメイトなどにお願いして毎月$1000を瞬間だけ出し入れしてもらいましょう。

お友達もCommonwealth銀行を使っているのなら手数料ゼロですし、瞬時に取引が終わるので、3分もあれば終わります。

$4なんて大した金額ではないかもしれませんが、1年で$60です。留学中にお金に余裕がある人は少ないと思うのでお金は大切に使いたいところですよね。小さなことから始めていきましょう。


 ・帰国するときは必ず解約する

これはオーストラリア住在歴30年くらいの友人から聞いたことですが、帰国時に銀行口座を閉じないで放置しておくと毎月$4ずつ減っていき、残高が0になります。

問題はその翌月です。残高がマイナスになります。

どういう仕組みかは忘れましたが、海を越えて取り立て屋が来ると聞きました(要検証)。

支払うのは0ドルからの差額だけではなさそうですし、オーストラリアの口座がマイナンバーと紐づけされてしまっている以上、日本での経済活動にも何らかの影響が出るかもしれません。

帰国時は必ず口座を閉じましょう。


いかがでしたか?

すべて英語でやり取りしないといけないオーストラリアの口座開設は1つの試練のようにすら見えることでしょう。ドキドキすることもあるかもしれません。

しかし全体の流れを頭の中に入れてから臨めば意外となんとかなるものです。Commonwealth Bankで口座をひらく場合は、ぜひ本記事の図解を頭の中に入れて支店に向かってください。

この記事が皆様のオーストラリア生活の豊かさに繋がることを祈って、

それではまた!






1言語1人格。語学だけで終わらない語学の学習を始めとして、留学・海外生活について投稿しています。フォローしていただくと、語学の勉強が楽しくなります。