6記事目-目標

脚力の強い目標の立て方。倒れない英語学習の鍵は、「強化型目標×継続型目標」のコンボにあり。

こんにちは、ゆうです。今日は倒れない目標設定の仕方について書いていきます。

語学のように長期的な努力を必要とする勉強の目標が途中で倒れたり、やる気が空中分解したり、自分の不甲斐なさに涙したことの1度や2度はあると思います。

そしてこんなことは見に覚えはありませんか?

・そもそも何を目指したら良いのか分からない。
・目標の立て方が分からない。
・身の丈に合った目標を立てるべき?大きいほうが良い?

今日は2019年の折り返し地点ということで、この半年の間に誘惑やら挫折やらに戦死してしまった目標たちを復活させるための記事です。そもそもまだ目標を立ててないという人にとっては、目標の誕生祭となることでしょう。

いずれにせよ結論から申せば、「強化型×継続型」の複合目標を掲げると計画倒れしないというのが、今日のお話の一番のポイントです。



1.そもそもなりたいものが無いという人への戦略

分かります。わたしもなりたいものがありませんでした。今でこそ、英語力と英語人格を育てる英語塾を作るぞと心に決まっていますが、見つけるまでに費やした時間はなんと28年、バカにならないくらい長い長い年月です。

ちょっと意外かもしれませんが、色々な情報に触れることができる現代のほうが昔と比べて、「なりたい自分像」を決めるのが難しいのです。

なぜかと言うと、昔は軍人、医者、教師などスター的な職業は非常に限られていたため、ある程度目指す方向は社会的に狭められておりその分迷いは少なかったのです。

ところが今では選択肢が、夜空に広がる無数の星のように溢れかえっており、なりたい自分像を定めることが難しい時代になっています。

そんな中、なりたい自分を見つけるのはどうするのか?

こういう時に「温故知新的な」考え方が手助けをしてくれます。

昔の人はなりたい自分を定める時、色々な人の伝記を読んだのです。

小学校の頃、先生から「伝記を読め」と勧められたことはないでしょうか?これにはちゃんと意味があるのです。なりたい自分像の設定と、尊敬する人が何を目標にどれだけ頑張ったか、という努力の方向性と努力量を概算できます。

(これが第3章でオススメする目標タイプ「強化型目標×継続型目標」のお話へ繋がっていきます。)


今どき伝記なんて古臭くてとっつきにくい...と思う方は、Youtuberやブロガーなどから始めてみてはいかがでしょうか?

要は、手段は本でもネットも次の3つができたら良いのです。

・自分が良いなと思う人が見つかる
・彼らが何を目指し、どう頑張ってきたかを掴む
・それを自分が目標を追う時の推進力に変換できる


また、複数のYoutuberの良いところを取って、その合成写真を自分の目指す境地として掲げても良いのです。言い換えると伝記の人物のような「1つの星」を見つけそれを目指すのではなく、複数の星から星座を見出すようなアプローチでも良いのです。YoutuberA、YoutuberB、YoutuberCの良い点を線で結ぶのも大いにアリだと思うのです。

もし私のプロフィールで役に立てば、それはそれで嬉しいです。今の自分の性格を変えたいという方にとっては参考になるかもしれません。

語学で性格を変えてみる。



2.実は4種類ある、目標のタイプ。

続いて、立てる目標の種類のお話で、特に立てると失敗する目標に絞って手短にこの章は駆け抜けます。

目標には主に4種類ありますが、立ててはいけないのは「回避型」の目標です。なぜかと言うと、「~しないために頑張る」というのは頑張るほど鬱になりやすいと研究で明らかになっていることだからです。(Joanne M. Dickson率いる研究チームの実際の論文はコチラ。)

したがって、英語能力を失わないために頑張ろうという気持で目標を立て努力することは毒ですので止めましょう。


さて、どのタイプの目標が一番良いかと言うと、【強化型目標×継続型目標】の組み合わせが最もオススメです。

例えば、TOEICであと○○点上げたいから頑張ろうという強化型の目標に、毎日教材を2ページ進めようという継続型の目標をブレンドするのです。

これについてもう少し掘り下げていきましょう。


3.【強化型目標×継続型目標】

強化型と継続型の掛け算が良い理由は、前向きな気持で取り組めなおかつ数値化が出来るという点です。まず、回避型目標のように負の気持で努力することは論外です。

そして強化型の目標だけの場合は、ポジティブな気持にはなれますが「TOEIC800点を取る」などのように行動が伴わない目標設定になってしまうので、毎日何をしたら良いか分からず、結局何も成し遂げられないと思います。

目標はそれに沿って行動するためのものですから、具体的行動が想起される目標を立てるのが最善だと思うのです。(そして伝記を読むとココがイメージできます。)

もし今まで立てた目標が「強化型」の単品であるなら、今日から毎日どんな事をどれだけを続けていくかという、量を規定する「継続目標」をブレンドしましょう。そして、達成期限は必ず付けます。以上が一度戦死した目標を生き返らせる復活の聖水となります。

私の場合、「TOEFLで94点を超えるために、作った単語カードを毎日1周、半年続ける」という目標を立て実行していました。そして、プロフィールにも書いたように96点は取ることができました。

このように強化型×継続型のブレンド目標を作ったら、あとは仕上げとして次の章のテクニックを使い目標に脚力をつけていけば成功は目前です。


4.目標の脚力を強くする2つのテクニック

以下の2点がありますが、正直わたし自身ももっと早く知っておいたら良かったなと思うような内容です。幸運にもこの記事に巡り合えた皆さんには是非とも読んで欲しい章です。

・目標は高く掲げる
・目標は発表する

それでは順に見ていきましょう。


 ・目標は高く掲げる

こんな目標を立てるのは身分不相応なのかもしれない。

私には達成できないだろう。

こんな考えが頭の中をよぎるかもしれません。が、無視してください。第一章で書いた「あなたが目指す星」を大切にしてください。決して目標は低く見積もってはいけないのです。これにはいくつか理由がありますが、いちばん大事な要素を1つ挙げると、

達成できなくても7割。
目標の最大値が小さいと、その7割は貧相なくらい小さくなる

例えを使ったほうがわかりやすいと思います。

10言語マスターするぞ!と意気込んで7割しか達成できなかった場合と、英語をマスターするぞ!と意気込んで7割しか達成できなかった場合、どちらのほうが最終的に多くを成し遂げたと言えるでしょうか?

一目瞭然ですね。

目標を高く掲げる勇気が第一歩です。


 ・周りが応援してくれるなら目標は発表しよう

目標はよく公表したほうが良いと言われますが、「周りからサポートを得られる場合」のみ公表したほうが良いです。

なぜかと言うと、目標を否定され続けられることにモチベーションダウンが起きてしまうからです。逆風が吹き始めるとも言えます。

逆風の中を突き進むくらいの精神力が無いとダメだなんて言う人が居ますが、不必要な逆風はただの邪魔だと私は思うのです。目標が火だとしましょう、適度な風は火を強めますが強すぎると消えてしまいますよね。

それゆえ、周りのサポートが得られると思った場合だけ目標を公表し追い風に乗りましょう。

人間は、環境に左右されやすい生き物ですから良い環境を味方につけることができたら目標の達成は半分保証されたようなものです。

人間は環境に影響を受けますし、私を含め多くの人は精神力はそこまで強くないはずです。無理に逆風を吹かさず、環境の力をうまく味方につけ追い風に乗るように仕向けることが大切なのです。

周りにサポートしてくれる人がいない...という人でも大丈夫です。この記事にコメントしていただければ全力で後押しいたします。

一緒に頑張っていこうではありませんか。


いかがでしたか?

今まで目標を立てることを正体のわからないものであるかのように、なんとなく避けていた人も本記事で目標の立て方が分かったり、目標を立てたくなったのであれば筆者心からの悦びです。

今年ももう半年終わりました。お正月の時の決意に命を吹き込むのなら今日がまさにその日です。

皆様の2019年の残り半分が実り多くなることを祈って、

それではまた!

PS

自分探しの旅に出るというのも、目標設定に有効だと思います。成果を上げる旅にするために旅の前、旅の途中、旅の後ですることを記事にまとめましたので、もしよかったらどうぞ!

自分探しをしてみる



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