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芸術都市ブリスベンの心臓「QPAC」に迫る!世界最高峰「ボリショイバレエ」が滞在中なので現地リポートしてみた

こんにちは、ゆうです。今日はオーストラリア第3の都市ブリスベンは、ちゃっかりおしゃれな芸術都市なんだという話を現地リポートでしていきます。

そのため写真多めです。

来日することは非常に稀だし、来てもせいぜい東京くらい、そんな世界王者のバレエ楽団「ボリショイバレエ」が今まさに2週間限定でブリスベンに来ており、街全体が「ボリショイ騒ぎ」をしています。

写真は街の中心部に繋がる橋ですが、旗が道沿いに並んでいます。(昨日撮りました。バタバタと音をたて風にあおられています。その音がいい。)

オーストラリアの観光といえばシドニー、メルボルン、ゴールドコーストが定番でブリスベンは忘れられがちですが、隠れた穴場。王道の楽しみ方も良いと思いますが、人とかぶらない自分だけの楽しみ方ができる都市だと思っています。

ちょうど昨日ボリショイ・バレエの人気公演「スパルタクス」をQPACという劇場で見てきました。芸術都市としてのブリスベンの魅力を、今回はその心臓であるQPACに絞ってお伝えしていこうと思います。


1.QPACは芸術都市ブリスベンの心臓だ

芸術都市としてのブリスベンの心臓はQPAC (Queensland Performing Arts Center)という、コンサートホールと展示会場が合体した総合的な芸術センターです。下の赤色に光っている建物がその外観です。

本当に心臓の左右の心室のように、2つにパカリと分かれています。普段は白色ライトで照らされていますが、ボリショイ・バレエのテーマカラーが赤なので最近は赤色に染まっており、ますます心臓に見えます。

この建物があるのは「サウスバンク(SouthBank)」という、コンサートホールや博物館、美術館が一体化した地区です。

上の図のように川に面しており、そのためお散歩コースやデートコースとしても秀逸です。

QPACは1985年にオープンした比較的新しいアートセンターですが毎年760件ほどの公演が行われています。一方で、かの有名なシドニーのオペラハウスは毎年2000件の公演が催され、さすがに世界遺産のオペラハウスには敵いませんが、都市の規模や知名度を考慮すればQPACは隠れた名所だと言えると思います。

せっかくなのでボリショイ騒ぎ中のQPACの入り口に続く写真を何枚か貼っておこうと思います。

というより、ロシアに乗っ取られたのではないかというくらい、どこに行っても「Bolshoi」の文字が目に入ってきます。


こんな小さな入口にもBolshoiの文字が。


フードコートは完全にBolshoiに制圧されています。


2.チケットの買い方

私が見たバレエ『スパルタクス』とは、ざっくり言うと王様に反抗する奴隷の物語です。合計3時間という長丁場ですが、時間を忘れるほどその世界観に吸い込まれるのでオススメのバレエです。

本当はもっとバレエの感想について書きたいのですが、本記事のテーマはQPACについてですので、涙をのんで割愛いたします。

さて、QPACで公演を観るためには下のようなチケットが必要で、購入は至ってシンプル。QPACのサイトに行き、見たい公演を選択、指示通りに進むだけです(日にちの選択→席の選択→QPACのメンバーシップ登録→料金の支払い)。

QPACのサイトに行ってみる

参考までに手順の画像を載せておきます。

 ・QPACサイトに行く

2019年7月6日現在ですと、ウェブサイトもBolishoi一色に染まっています。


 ・見たい公演の[Buy Tickets]を押す

 ・右上の[Buy Tickets]を更に押す

 ・次の6ステップに沿うだけ+注意点

あとは空欄を埋めていくだけで完了です。

ここで注意点を。

・チケット料金とは別に、決済料として7ドルかかります。

・Gumtreeなどの地元のトレーディングサイトからチケットを買わないこと。チケット詐欺が横行しています。

それゆえQPACの公式サイトで7ドル余分に掛かっても買うべきなのです。


3.海外で一流のアートに触れることの意味

最後に、海外に来たら一流の芸術に触れると旅の価値が数倍に跳ね上がるというお話をしたいと思います。

日本の日常から離れ、一時的に海外という非日常に身を置くと、五感が反応しっぱなし状態になり、この間に経験したことは吸収率高めで自分の成長に変わるのです。

そんな時に世界の一流のアートに触れると自分の価値観が大きな変化を遂げます。

日本に居ては決して破ることができなかった自分の殻を破ることが出来るのです。アートはまさに意図的に突然変異を起こすことができる魔法なのです。

このことについて更に詳しく解説した記事を書きましたのでご覧いただければより納得できると思います。

狙って突然変異を起こす旅行の仕方


恥ずかしながら、スパルタクスを見ている間ずっと泣いていました。

心の感度が上がった状態で世界一流の「精緻」に振れることができたので、今後の仕事、生き方に活かせそうな気がしてきました。

ブリスベンではQPAC以外にも多くの劇場が点在し、毎日数々のショー繰り広げられています。

学ぶ良し、住む良しで定評のあるブリスベンですが、芸術都市としての一面も満喫できたらもう1レベル高いオーストラリアライフになることでしょう。

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