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織りながら知る・二重織りのしくみ 3

以前恩師から、かなり古い二重織りの資料を見せて頂き、本当に驚きました。日本人の染織家の方々も書かれていて、今よりもずっと情報量が豊富なのです。
私も微力ながら、織って、記録を残していきたいものです。2024年の抱負です!

今回の内容

  1. 緯糸入替

  2. 経・緯入替

  3. 部分入替
    1~3は、8枚綜絖の織り機で、ピックアップ無しに織ることができます。

  4. 二重織りと平織のミックス織
    貝殻を入れたタイトル写真のような織りが、6枚綜絖で出来ます。

もちろん、「織りながら知る・二重織りのしくみ1、2」のように、ピックアップすることでも織れます。

どんな仕組みになっているのか、少しずつでも知ることは、織る時の助けになるだけでなく、楽しいものです。
是非、緯糸を入れる前に、開口を覗いたり綜絖の上下の位置を確認したりして、織り進めて下さい。

ここでは、トイカ社の垂直天秤式織り機とルエ社のレバー式織り機で織っています。

今回は、写真上が表面、写真下が裏面として織ります


基本の二重織り
片面は淡色、もう片面は濃色
緯糸入替
市松模様的な経糸&緯糸入替
部分入替

ずいぶん前に織ったものですが、ご参考までに。

経糸&緯糸入替によるチェックのサンプル
部分入替によるストール

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