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McLaren Collegeとは何か?受講していいのか?

先日、Redditという掲示板を覗いていたら、MacLaren Collegeという大学の広告が出てきました。
なにやら無料でプログラミングが学べそうな雰囲気があったので、受講してみようかと色々調べてみましたので、わかったことをまとめます。
(といっても、結局私は受講していないので、もし何か「実際とは違う!!」みたいなことがあったとしてもごめんなさいね)

まずマクラレン大学とは、オンラインの大学であり、大学として施設などが実際に「存在する」わけではないそうです。

特徴的なのは学費のシステムで、二年間、無料で学ぶことができます。
そして卒業してプログラミングで稼げるようになった人は、二年の間、収入の15~20%を支払う、という仕組みのようです。
また支払いについても、月の収入が1000ドル(米)以下の場合は免除、1000ドルから2000ドルの人は15%、2000ドル以上の人は20%と累進するようです。
ある種の奨学金みたいな感じですね。

「生まれついた格差によって教育の機会を左右させない(グローバル規模で)」という崇高な理念はあるようですが、かといってNPOではなく、純粋な意味で『誰にでも気前よく無償で勉強させてくれる』というものでもなさそうです。

でまあぶっちゃけ、ここまで聞いて思うのは「タダ乗りは可能なのか?」ということだと思います。
ここから先は実際に経験した人しかわからないので、私にもはっきりしたことは言えないのですが、ただ一つ言えることがあるとすれば、「あまり軽い気持ちでエントリーしない方がいいのでは?」ということです。
というのも、入学する際に法的な文書を交わすようで(英語)、もし金銭的・法的なトラブルになったとき、英語できちんと対応していける自信があればいいのですが、私にはとても恐くてできません。

また別の視点から言えば、このマクラレン大学というのはインドの会社で運営されており、各国の通貨の価値の違いが大きく影響してきます。
つまり通貨の価値が低い国に生まれ、勉強しようにも環境がないという人にとっては、この仕組みは非常にありがたいかもしれません。
が、日本で生活している我々にとっては、円の価値が下がりつつあるとはいえ、まだこの仕組みの中では損をする側にいるといってもいいのではないでしょうか。
ですから、『勉強に回すための資本が本当に全く手元にない!』『奨学金が全部落ちた!』という場合は別ですが、なんとか融通することで、ちょっとした情報系の学校に通ってプログラミング技術を身に着けることも可能な環境にいるならば、マクラレン大学は必ずしも最善な選択肢とは限らないのではと思います(実際に学費を計算して比較してみてください)。

さてお金以外の話をすると、言語は当然のように英語で行われるようです。
扱うプログラミング言語はJavaScript(だけ)らしいです。

そして正直『これはどうかな』と思ったのが、時間・人づきあいの拘束がきっちりあるという点です。
1週間に2時間、クラスメートや後輩とコミュニケーションを取る仕組みがあるそうです。
まあ国や人種(あるいは個々のパーソナリティー)によってこういうところの温度差はあるのかもしれませんが、私だったら苦痛でしかないので、これが一番の決定打でしたね。

あと不確定情報ですが、授業は動画形式で、わからないところを先生に質問することができない、みたいな評判を少し聞きました。


というわけで、McLaren Collegeのホームページに書いてあることをもとに、調べたことをまとめてみました。

調べても英語でしか情報が出てこなかったので、どなたかの参考になれば幸いです。

語学勉強の費用の足しにさせていただきます_(._.)_