見出し画像

【語学スランプ】真面目な人がコツコツ勉強するうえで陥りがちなスランプから脱出する新年。


新年あけましておめでとうございます。
という挨拶ももう遅いかもしれませんが、2021年最初の投稿なので一応・・・。

さて去年の二月から英語、フランス語、ブラジルポルトガル語の進捗をnoteに書き始め、それからほとんど一年間にわたり、緩急こそつけながらも、わりとたゆまぬ感じで語学の勉強をコツコツ続けてくることができたのですが、
去年の12月にポケモンGOにおいて急遽レベル40に到達しなくてはならなくない状況になり、その影響で語学の勉強が、ついに三か国語とも一気にストップしてしまった、というのが去年でした。

ですのでこの2021年は、個人的には「陥ったスランプからどう立て直すか」という感じでスタートしました。
新年になれば気持ちがすっきり晴れて、新しい気持ちで取り組めるようになる、などといった甘ったるいことは期待もしていませんでしたし、また実際にそんなはずもなく、
内心では『せっかく続いてきたものを、さぼってしまったなあ・・・』という罪悪感があり、正直言って、気持ちを語学の勉強に向けることが難しかったです。

なので、少し工夫をしてみることにしました。
するとその工夫のおかげか、以前ほどのペースとまでは言えないまでも、一応「今のペース」として新たに作り上げることができました
毎日ーーといっても厳密には毎日ではありませんが、日々の習慣として語学に向かうことが出来ているので、一安心しているところです。

今回の記事は「一度止まってしまった勉強の習慣に復帰するための工夫」として、どんなことをしてきたのかを書いていこうと思います。
真面目でコツコツ続けるのが得意な人ほど、一度やめてしまうと戻るのが難しく感じてしまうものだと思うので、もし同じような状況で困っている方のお役に立てれば幸いです。

1、毎日の目標を「本を開く」程度にする

これは以前どこかで読んで、そのとき『へえ・・・』と思っていたものですが、それを今回実践してみることにしました。

どういうことかというと、
「自分が作り上げたいと思っている習慣に対して、毎日の目標を高く設定しすぎない。
どんなにやる気がない日でも、簡単に実行できる程度にしておく」
ということです。
『本に触る』『机に座る』『ペンを持つ』なんだって構いません。


語学でたとえるなら、一番やってはいけない毎日の目標の立て方は
「一日10個の単語を覚える」
みたいなやつです。
なぜなら人が記憶をするメカニズムというのは複雑で、自分が覚えようと思ったものを覚えられるようにはできておらず、そもそも実行できるという保証がないのです。
「一日10個覚えれば、一か月で300個になる」など自信満々に言う人もいますが、一か月後に本当に300個覚えているかをきちんとチェックしたのかと、一度聞いてみたいものです。

じゃあ実行可能な範囲で目標を設定すればいいのかと、
「一日5ページ本を読む」
という目標を立てる人もいるかと思います。
こういうのも勉強の波に乗れているときは構わないとは思いますが、今月の私のように勉強に気を向けるのが困難なときには向いていませんね。

ですので、目標をあえて「毎日本を開く」程度に設定しておくわけです。
本を開くだけなら、どんなに疲れていても、あるいは気持ちが向かないときでも、出来ないということはありません。
そして本を開いたあとは、意外に気持ちが乗ってきて読み続けることもあるでしょうし、気分が向かなければ秒で閉じてしまってもいいわけです。

私はこれまでにも毎日の目標を「本を開く」レベルにしたことがあるのですが、そのときは、内心では『でもどうせそのあと読まなきゃいけないんでしょ?』と、毎日決まった量を読むことを自分に課していました。
でも今月は、文字通りに、本を開いて速攻閉じることも何度もありました。
そんなとき、最初は『本当にこれだけでいいの?』と自分を納得させるのが大変でしたが、今では「よし、今日も本を開いて閉じた!ゴールデンカムイを見よう!」というくらいのゆるさで、自分との約束を守っております。

この方法でなんだかんだ、勉強は間に二日以上空くことも稀で、少しずつまた語学と向き合うことが出来るようになってきたので、これくらいの適当さが続けるにはちょうどいいんだと思います。


2、かける時間と時間配分を見直す。

12月に語学の勉強をやめてしまう前は、実は割と時間を多めに割いていました。
『早く習得してしまいたい!ならば一日の勉強時間を増やさねば・・・!』と焦る気持ちがあり、フランス語に30分、ポルトガル語に30分は必ずかけていたのです。

でも本当のところ、どうなんでしょう?
毎日の時間をたくさんかければ、語学の習得自体が早まるのでしょうか?

私自身、はっきりした答えがあるわけではないのですが、もし私が誰かにアドバイスを求められたら
一日15分でいい。忙しい日は、5分でもいい
・ただし年単位で勉強する覚悟で。人によるけど、5年で習得できればまだいい方。
と答えるでしょう。

それに、12月に勉強の習慣が壊れてしまったきっかけこそポケモンGOでしたが、本当の原因は負担をかけすぎだったのではないか、という思いも実はあります。
もし仮にポケモンGOの期間限定タスクがなかったとしても、いつか何か別のことがトリガーになって、語学の勉強をやめてしまっていたという可能性がないとも限りません。


というわけで、勉強時間を減らすことにしました。

・まずフランス語は、「平易な例文を書き写す」「動画を見る」計20分くらいに、
・ポルトガル語にいたっては、5分程度の動画一本だけ、
という感じです。

ちなみにポルトガル語の勉強で見ているのは、こんな動画です↓
子ども向けの学習動画で、ボキャブラリーの収集に役立ちます。



慣れない二つの言語を同時に勉強すると、どうしても「時間の配分」というシビアな問題が浮き上がってきます。
そこでポルトガル語には悪いけど、より長くやっているフランス語の方をさっさと進めてしまうことにしました。
そしてフランス語がそこまで手をかけないでもスラスラ勉強が進む段階になったら、今度はポルトガル語にアクセルをかけようという算段です。

本当は12月初めには『そろそろ、もう一つの言語にも手をだしちゃおうかな・・・ニヤニヤ』なんて思っていたのですが、今はとてもそれどころじゃありませんね・・・!


3、敢えて日課を休み、新しいことに挑戦する日を作る。

これは私が長年うっすらと感じてきたことなのですが、私は「休み方が上手くないのではないか」という疑念がありました。

中高のときからずっと、一日中休みの日があろうがバイトで埋まっていようが、少しもリフレッシュした感じがせず、
本当に気分がすっきりすることができたのは、夏休みや春休みなどの長期休暇のときだけで、
でもそれが普通で、人生とはそういうものだと思っていました。

でもある日、DaiGoさんの動画を見ていて、どの動画かは忘れましたが、
「人が自分の短所を変えられないと思っているのは、それを逆に見た点を長所と思っているからだ」
みたいなことを話していた回があったんです。
たとえば誰かが「新しい考えを受け入れられない」という短所を持っているとしたら、一方でその人は「私は古い価値観を大切にする人間だ」と思っていたりする、というわけです。

でそれを見て、私は語学の勉強を趣味にしているくらいですから、毎日コツコツと地道な努力を積み重ねることは得意ですし、それが自分の長所だとも思ってきたのですが、
「それを逆から見た短所が、何か自分の足を引っ張っているということもあるのか?」
と少し考えてみて、それが「上手く休めない」の原因なのではないかと思い当たったのです。
昔から、休みの日だろうが何だろうが、毎日の勉強の習慣は続けるタイプでしたからね。
予定のある日でも、少しくらいなら勉強時間を作り出すことはできるものですし。

ですので、もしここで「上手く休む方法」を見つけておけば、今後の私の人生で何度でも役立つ可能性がある、と思ったので、どうすれば上手く休めるのか、少し考えてみました。
答えはすぐに出ました。
私の場合「毎日習慣を続ける」が行き過ぎているのが問題なのですから、逆に『毎日の習慣を「一切やらない」日』を作ってみればいいのです。

で、挑戦してみたわけです。
日にちを決めて、その日は語学の勉強はお休みにして、ゲームのログインすらせず、動画も見ない。
ですがやってみると・・・、何をしたらいいのかわからない!
時間を持て余し、逆に落ち着きません!


そこでもう一工夫です。
「毎日の習慣に無いことに挑戦する!」
これで休みの日をどう過ごせばいいのかがはっきりしました。
普段作らない料理に挑戦したり、久しぶりに庭いじりをしたり・・・。
そうやって過ごして、次の日はまた語学の勉強など普段の日課に戻るわけです。

そういうのを何度か試しているうちに気付きました。
「休む」というのは「何もせず、心身を休ませる」というより、「普段とは違う刺激を脳に与えてあげることなのだ」と。
そしてその方が、日々を充実して過ごせるんだということに。

と、これに気付いたことで語学の勉強をまたコツコツ続けていく自信が戻りました。
これでしばらくは、語学の継続は順調に行くことでしょう。



というわけで、今月の記事のまとめです。

語学の勉強の習慣がくずれてしまったので、そこからどう立て直すかが目標だったわけですが、

・毎日の目標を「本を開く」程度にする
・かける時間と時間配分を見直す
・敢えて日課を休み、新しいことに挑戦する日を作る

などの工夫をしてみました。
語学好きのような真面目な人ほど、勉強の習慣と律儀に向き合いすぎてしまうこともあるかと思いますが、
そんなときは色々工夫を重ねることで、なんとかスランプを抜け出しましょう!

それではまた。


ここから先は

0字

¥ 100

語学勉強の費用の足しにさせていただきます_(._.)_