アンド4-6月期のＧＤＰが下方修正されました。みなさんこの報道ちゃんと聞きました？4-6月期は+1.2％に下方修正されたのです。+1.5％が+1.2％になった。これデカくて年率換算にすると+6.0％が+4.8％になるという意味です。
1-3月期は+0.8％です。

だから　
1-3月　0.8％
4-6月　1.2％
7-9月　-0.5％　（速報値）
10月-12月　-0.1％　予測
です。通年にしてみましょう。

+1.4％にしかならないんです。もう年率換算という報道辞めないか。「年率換算で+6.0％の経済成長！！　日本復活！」とかこれで何回日本国民は騙されました？　その後シレッといつも通り経済成長率を下方修正するのですがこの国の報道は「報道しない自由」でもあるんですか？　この重要事項が３行記事ってどういうことなんだ？

で問題は2023年の経済成長率予測で名目が+5.1％、実質が+1.5％予想なんですって。これが何を意味するのかというと賃金上昇が物価上昇に全く追いついておらずほとんど成長してないって意味です。これデフレの方がマシだったんじゃね？　これを「スタグフレーション」と言います。それとやっと３年かけて日本はコロナ前の経済成長額になったわけですがそうこうしてるうちに１年でコロナ禍から立ち直った国々に次々抜かれたということです。わが国はこのほかにも2019年の消費税10％増税にともなうマイナス成長分のリカバリー分もありますからますます+3％程度の安定成長国にＧＤＰで抜かれていくという事です。これに円安をプラスしてください。日本経済はボロボロですよ。

なので、こういった国にも抜かれます。

インドの名目GDP(USドル)の推移　単位: 10億USドル

2021年　3,150.31
2022年　3,389.69
2023年　3,732.22
2024年には　4,000　（10億USドル）台に確実に入る（4,200ぐらい）
よって、日本は2023年で4,230.86予測何でインドに確実に2024年に抜かれる。インド・ルピーって通貨は絶賛急上昇中なんで。経済成長率だけがＧＤＰのファクターじゃないんで。基軸通貨対米国ドルの動きも重要なんだね。

でね、「来年あたりに日本はインドにも総ＧＤＰで抜かれる」って日本経済新聞含めて書いてる記者居るか？　たぶんいないだろ？

インドの経済成長率って実はこうなってるんです
2021年　+9.05％
2022年　+7.24％
2023年　+6.33％（ＩＭＦ予測）
2024年　+6.3％台世界銀行予測

ということで日本とインドのＧＤＰ逆転は１年早まりました。おめでとうございます！！　１ＵＳ＄＝150円ってそういう意味です！

しかもインドは+6.6％から+6.3％に下方修正しての逆転ですからね。目も当てられません。しかもインド・ルピーって通貨価値上がってるんだね。なんとインド・ルピーは３年で日本円に換算すると倍額以上の価値になってるんです。

つまり日本は2023年にドイツにＧＤＰで抜かれて2024年にインドにＧＤＰで抜かれます。さて１人当たりＧＤＰ（ＰＰＰ換算）では日本はどうなってるんでしょうね。まあ高確率でリトアニア未満でしょうね。

もうこのレベルになると何度も言いますが日本人が海外に出稼ぎに行く番なんですよ。残念なことに。何度も言いますが南米移民船って1964年まであったんですからね。1964年に日本は先進国入りしたので1964年に南米に移民した人は速攻で日本に帰国したそうですが今度は逆の事が起こります。１人当たりＧＤＰ（ＰＰＰ換算）がポルトガル並み、ポーランド並みって数字はそういう意味を持ちます。ポーランドは出稼ぎ大国なので。ポーランド人ってかなりが隣国のドイツに出稼ぎするんですよ。日本もそうなります。日本人の場合はアメリカ合衆国ハワイ州とかに出稼ぎでしょうかねえ。日付変更線超えますけど。ハワイって案外日本語が通じるエリアですし。旅行者から労働者に変わるってどんな気持ち？　昔ワイキキで観光客として遊んでた人がサービス労働者になるのはどんな気分ですかね？

それが日本国の１人当たりＧＤＰがポーランド並みになる数字の意味です。