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西と東と(1)

今回のプーチン大統領・ロシア軍のウクライナ侵攻についてです。
ウクライナの市民に大きな犠牲者が出ていることに沈痛な気持ちとなるとともに、歴史的背景や、現在の東西陣営勢力、その他各国の利害関係など、そもそも原因は何なのかから始まる色々な疑問点、「なぜ?」について自分なりに整理してみたいと思いました。

旧ソ連時代から共産主義圏の首領国として、その存在はわかっていたものの異質な国というイメージが先行し、あまり深く知ろうとはしていませんでした。今回のように突然隣国に攻め込み、街や市民生活を破壊する「ロシア」を目の当たりにすると、やはり何を考えているかわからない国と思ってしまいます。

反面、ウクライナ侵攻により、企業の"ロシア離れ"が進んでいるとの報道がありましたが、その企業群をみますと、我々が日々の生活において慣れ親しんでいる企業がたくさんあることに正直驚きました。
例えば、マクドナルドの事業停止が決まってからマック・ハンバーガーを惜しんで店頭に行列をなす、ロシア市民の皆さんの姿がありました。そのような市民の日常は、我々と何ら変わらないように思われます。

西と東はなぜ一つになれないのでしょうか?「何が違うの?」

19世紀以降、共産主義陣営は資本主義陣営を帝国主義と批判し、資本主義陣営は共産主義陣営の共産党一党独裁を批判した。

帝国主義論
資本主義は、資源と労働力と市場の獲得のため、植民地争奪戦争を必然化するとする。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ついては、お恥ずかしいながらまったく無知なところからではありますが、いろいろな書物、文献を読み漁りつつ、不定期にダラダラと、書物等を通して知ったこと、思ったことを書いていきたいと思います。

侵攻の背景については、各メディアにより詳しく解説がなされているので今さらここで云々述べる必要はないのですが、これも自分の整理のため記述しておきたいと思います。

「ウクライナ なぜロシアは侵攻したのか」(日経新聞)にて簡潔明瞭にまとめられていました。

欧米の警告を無視し、ロシアがウクライナを自国勢力にとどめるべく実力行使に出た。
北大西洋条約機構(NATO)・欧州連合(EU)への加入を探るウクライナ、東方への拡大を続けるNATO、かつての帝政ロシア復活をめざすロシア。

◇ウクライナについて
・1991年 ソ連崩壊に伴い、独立。人口4100万人。
・西部地域にはウクライナ語を話し欧米に親近感をもつ住民が多く
東部地域にはロシア語を母国語とする市民が多い。
・1991年独立以降、大統領選で親ロ派と親欧米派、対立の歴史。
・2014年ウクライナ騒乱で、親ロ派政権崩壊、ロシアへ亡命。ロシアが猛反発し、クリミア半島へ侵攻し併合を宣言。

ロシアの主張として、NATOとの緩衝地帯として、ウクライナとベラルーシは自勢力にとどめおくことは絶対条件。NATOに加入させないことの確約を求めている。

「ウクライナ なぜロシアは侵攻したのか」(日経新聞)より抜粋

今回は、とりあえず、ここまで。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。