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落ち着け!

昨年末のことですが、東洋経済オンラインの「美容家のIKKOさんがエッセイ集を発刊する」との記事が目に留まりました。この方を特別に信奉しているわけではありませんが、さまざまなご苦労をされてきた方ですので、そこから表現される言葉には重みがあるように思います。

『人間関係には「距離感」が必要』と題して、三点挙げられています。

① 苦しくなる人に無理に合わせない
  人間関係を上手くやっていくためには距離感が大切。「無理なものは無理」と相手に伝えていく勇気。価値観の合わないところに留まっていると必ず相手から良くないマウンティングが始まる。
② 感情が高まったときに「正義感」を出し過ぎない
  自分の想いが強くなり過ぎて勢いで言っても、相手はわかってくれない。逆に相手が不愉快になることが大半。一瞬でも間を置いて自分に「落ち着け」と言い聞かせる。
③ 「ひと言の手間」を面倒くさがらない
  「ごめんなさい」「ありがとう」ひと言足りないことで起きる心労がある。後で、あのとき言っておけばよかった、と悔やむことにならないよう。

私自身の経験に照らし合わせてみても、職場などの人間関係においてトラブルの火種になるのは、まさにこの三点セット。中でも②が、突然に、そして後々大きなトラブルへと発展する可能性が大きいと思いました。

感情的ならず飽くまでも冷静に。
「相手の主張をよく聴き、自分の意見を述べ、双方の歩み寄りをもって、解決の糸口、落としどころを見出す。」
そのような立ち振る舞いになっていないと、正義感を振りかざしているとの印象を相手に与えてしまうということなのでしょう。

そのあたりが私はダメです。自分の思いをしっかり伝えなければ、と焦ってしまい、声が大きくなってしまったり、相手の話を遮ってしまったり。まさに「落ち着け」です。
良い内省のキッカケを貰いましたので、今後、そうならないよう努力していきたいと思います。

話は変わりますが、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が1月9日(日)から始まりました。第一回「大いなる小競り合い」、とても面白かった!気に入りました。

平氏全盛のあの時代に、当時、流人であった源頼朝に肩入れして、平氏に背くなど自殺行為に等しい。それを「平氏許すまじ!」と、事をどんどん進めていく北条義時(小栗 旬)の兄 宗時(片岡 愛之助)。先見性というよりは若さと勢いのみ。でも、そのバカっぷりが勇ましくて、とてもワクワクしました。主役の義時が、気が付いたら巻き込まれていて、既に引くに引けない状況になっており、勘弁してよ〜という感情の描写が、良く伝わってきて面白かったです。

三谷幸喜さんの脚本がコミカル過ぎるとの批判もあるようですが、個人的には、あれはあれでいいんじゃないかなと思いました。今後も楽しみです。

今回も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

いやいや、落ち着いてよく見て。