同じ名前の別作品を見た話。

配信で、舞台版『六番目の小夜子』を見ましたよっと。

小学生の頃NHKのドラマで引き込まれて、その後原作の小説も何度も読み直すくらい好きな作品。

それが舞台化ってことで「どうやってやるのあの文化祭を!?」「旧校舎の放火はどうなる??」とか期待値がぐんぐん上がってて、配信があることをとても嬉しく思った。

役者陣もアスナにマコトにーちゃんに大地と、特撮を経て今も活躍されてる方々だったので本当に楽しみだった。


結論から言うと、私が知ってる2つの小夜子とは完全に別作品だった。

沙世子はなんだか終始お化けみたいな立ち位置でずっと圧のある喋り方してるし、まぁが孤立するしで、まぁを中心に周囲の人間がどんどんおかしくなっていくのは、ホラーでファンタジーのような印象も受けた。

原作にいた、誰からも好かれて愛嬌があってちょっと悪戯っぽくて、才色兼備であることを鼻にかけず、あくまで普通の女子高生である沙世子とは別人だなーと思いながら見ていたけど、今思うと本当に別人の「2番目」だったのかもしれない。

そう考えると、彼女はいつ「6番目」でいつ「2番目」だったのか、声で分けていたのかなあ。どうなんだろう。

原作の沙世子は他人の心の隙間に入り込むことでそれが不思議な現象引き起こしてたし、ドラマの沙世子は転校生であり周りの中傷があることを悩んでる、普通の可愛い女の子だった。舞台版の、現在の沙世子の姿はどこにあったんだろう?

・キャラクターの名前
・六番目の小夜子は二人いる
・カトが入院する
・事故死した2番目の小夜子である『沙世子』
・学校で火事が起きる

この辺を引き継いだ全くの別作品として見たほうがいいし、それなら今後も新たな小夜子が生まれるかもしれないなと思った。設定とタイトルを引き継いで別作品になるなら、無限に新たな展開ができるやんね。

お芝居の上演は原作とドラマどちらもやった、ランプを使って全員で読むってやつが好きだったんだけど…こればっかりは舞台上じゃなかなか難しいか…。

個人的に設楽くんの、小夜子に取り憑かれたようになって感情がガラッと変わるところがすごいと思った。出てきた時は、実行委員で圧の強いキャラだなとは思ったけど、それが感情が自分のものじゃなくなった瞬間の変貌が、うまいなあと思った。

原作もドラマも知らない状態で見たかったな。

配信終了までに何度か見直せるといいな。




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