半年経って

 EOTも閉幕して、きっかけの一歩(開催されるかかなり危うい…)が近づいてきたのでちょっと自分を振り返ってみてもいいかなと思い、文章にすることにしました。何だか密度が濃い半年だったので中々まとまらないとは思うんですけど、その辺はご愛敬で。

 初めて参加させていただいた生大喜利会は、虎猫さん主催の店長さんを迎える会でした。いきなり店長さんが「ぐ~がお」ですと自己紹介されて面食らったな(てか今本人はどこにいらっしゃるんだ…)。後田んぼマンさんが友人の笑った時の顔と滅茶苦茶似ててびっくりしましたね。そう伝えたらよりニコニコしていただけたのも有難かった。
 一発目の回答を予想以上に笑ってもらって、もう「自分は生大喜利にハマるんだ」って確信しました。確か「ヤバい高校野球」みたいなお題に対して、「君は体が大きいな、手で打ちなさい」って言ったんだよな。そこでそこそこ笑っていただけて、何とかなるかもって直感が働いたというか。まあミニトーナメントでは準決勝で負けたし、その後鉛のような銀さんに虐殺されたので、「勝たなきゃダメだ」みたいな気持ちにならなかったのが今にも活きている気はしますね。


 そこからはなんか行ける会にはガンガン行ってたような気がします。何もかも新鮮だったので、とにかく色んな方にお会いしたかったんですよね。大喜利インフルエンザで冬の鬼さんの大喜利を始めて生で見たときは「成し遂げたぜ。」と感慨にふけったりしました。確かその時冬の鬼さんが自由帳みたいな無地の紙を使っていて、「うっきうきでホワイトボード買いました」顔をしていた僕はただすげぇ…と内心気圧されてましたね。その辺でフォローさせてもらえれば大喜利フェスで気持ち悪い告白しないで済んだんですけど。
 ベテランの方が多かったので、最初はこんなペーペーがどうやって輪に入っていったらいいか分からなかったんですけど、とにかく優しい人ばかりなので本当に有難かったです。最初の会の時には部屋のど真ん中に座っちゃったせいで若干モーセ状態になっちゃいましたが、そこはまっさらの初心者の癖してドカッと座った僕が悪いというか。以来あんまり慣れてない方だな…って感じの時には僕から話しかけるように心がけてます。
 あと下宿が関西、実家が関東なので、関西、関東両方に行けるというのもかなり他の人よりはアドバンテージになってたかなと思います。関西だと脳髄筋肉さん、木曜屋さん、CRYさんとかとはしょっちゅう顔を合わせてた気がするし、関東でも田んぼマンさんとか、ぺるともさん虎猫さんとかとは結構一緒にやらせてもらえてたし。強い人たちと接点を増やしておくと、それだけでレベルを引き上げてもらえるし、その人達の評価に応えようというモチベにもなります、割と本当に。吉永さんの「冬の鬼さんに褒められたことがあります」はすごく共感できるし、大事な意識だなって思います。僕も「虎猫さんを勝手にディズニーランドで感動させる妄想をしたことがあります」。

 反対に「始めの一歩」2期生の人達には、ほぼ同期ということもあって当初はライバル心はありましたね。その枠でいくとワールドスリーさんもか。だって皆面白いんですもん。あの会だけの印象で行くと中国産さん、シャープくんさん(未だにシャープさんと呼んじゃっていいのか分かってない)、森山さん、堀手さんとかは特に「ヤバ…」と思いましたね。それとジャスミンさんは別ベクトルのヤバさもありました。未だにその印象は変わってないです(笑)
 まあでも対抗心メラメラだった時期はそんなに長くはなかったかなとは思ってます。少しずつ生大喜利界隈に慣れてきた現状ではより強大な存在というか、猛者の活躍を見せつけられることが増えたので、何とかルーキー達で一緒に食らいついて行こうぜみたいな意識にいつの間にかなってました。だからEOT5のワールドスリーさん本戦進出は滅茶苦茶嬉しかったですね。そりゃ飛び上がるよなって納得してました。

 正直大会が一番燃えるのは確かなんですけど、それ以外の車座とか、コンセプトのある大喜利会とかもかなり好きになりました。特にデレマス大喜利は元々やっていたこともあってすごく楽しめましたね。塩見周子ちゃんというキャラが好きなんですけど、いざ憑依させてみると自分と違う性格なんだって実感させられたというか。だから逆に魅力的に見えるのかなとも。これ以上はオタクの悪いところが出るので止めますが。
 後変わってるなと思ったのはパームトーンでのミステリ大喜利とかですかね。我孫子武丸先生とお会いする機会があるとは想像もできなかった…まだイベント慣れしていなくてウケは取れませんでしたが。本当にしょうもない探偵像を皆で作り上げてしまって、先生が困惑していたのは正直面白かったです。
 それからまあ大っぴらには言えないですけど紅鶴で参加したり見学したイベントでは、今まで経験しなかった世界を見ちゃったなあと。〇。〇〇大喜利とか、〇〇〇ネタ大喜利とかね。自分、変なところで格好つけてたんだなあと、少し反省する場にもなりました。今まで大阪には殆ど出て行かなかったので、行動範囲は間違いなく広がりましたね…

 大会に関しては、まあまあ自分の納得いく成績は出せているのかなって感じがしています(もちろんダイバーとEOTには大満足なんですけど)。お題に合う、合わないはありますが、一回戦突破出来ればいいかなくらい。今のところ確率としては半々です。やっぱり沢山お題に回答したいし、あと突破するってことはどこかでウケているってことなので嬉しいんですよね。
 ダイバーに関しては爽さんと電子レンジ君様様なのであんまり自分が貢献できたって感じは無くて。間違いなくレンジ君の舞台上の度胸と、爽さんの回答への判断力があってこその準優勝だと思ってます。そもそも二人ともタイマンで滅茶苦茶強いし。そんな中で今でも話しかけてくれるのは本当に嬉しい限りです。優勝したかったけど!
 実を言うとトリオの形式をやっている人がレンジ君しかいなかったので、大会直前とかに事前練習とかやってたんですよね。そのおかげで変則的なルールに対する危機感というか、緊張感が生まれて。凄くいい結果につながったんだと思います。他の大会とかにはあまりない作戦会議でしたね。東京と京都と愛媛の人が繋がってるって、普通に考えたら有り得ないことですよ。いい関係性が出来たなって今でも嬉しく思ってます。   
 未だに優勝出来ていれば…と思っているダイバーとは反対に、今回のEOTは出し尽くしたなって感じがします。前日のEOT模試で4回予選通過したのは間違いなく自信になってました。よくよく考えると上位3人のsomaさんワールドスリーさん自分が全員通過してるってヤバくないか?その点でもネイノーさんには感謝しかないです。
 それもあってあわよくば本戦進出とは思ってたんですけど、勝ち上がるのは本当に想像していなかったですね。いきなりsomaさんだったし。それにまさか隣であの回答を聞くとは思ってませんでしたから。一番緊張していたのは1回戦だったので、僕はアレに救われてますね。いや、アレに救われるなよ。
 その後のパラドクスさん戦、CRYさん戦には我ながら冷静に挑めたような気がしてます。前Twitterにも書いたような陣取りゲームが出来ている感覚がしっかりありましたね。自分の持っているワードをある程度効果的に使って行けたのかなと思います。
 一方で有難いことに沢山の方から褒めていただけた決勝戦は、あんまりその意識が出来ていませんでした。オレンジおじさんだけは考えて出したんですけど、それ以外は反射的というか…だから自分の回答も、ネイノーさんの回答もあんまり覚えていないんです。ただ「アッパー」を出されたときにはガクッと来ましたね。もしかしたら自分ではまだ知らない段階のスピードが出せるのかもしれませんが、平場では絶対無理ですし、あくまでEOTで、ネイノーさんがお相手だったから出せた奇跡的な何かなのかなと思ってます。

 いや~、半年強経ちましたが、かなり色んな経験をさせていただけたなって書いていても思います。多分質量ともにかなり恵まれているんだろうな。お陰様で少しずつ知り合いも増えて、生大喜利よりの人になっているのかなって感覚があります。実績も自分なりには積めている気がしているので、これからは始めたばかりの人とかを勇気づけられるような回答とか、結果が残せたら最高ですね。かなり生大喜利に救われているので、恩返しをしたいという気持ちはずっとあります。いずれは主催とかも出来たらとも。



まあ一番今何が言いたいかというと、台風消えてくれってことです。臭い紅茶さんと千葉県が可哀そ過ぎるから。あと虎猫さん泣いちゃうから。マジで太平洋上でスッと消えてくれ。

以上です。またいつか好きな大喜利職人さんをまとめたnote書きます。

 





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