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私の音楽ヒーロー① Miles Davis

私にとってジャズは特別な音楽であり、半ば生き甲斐であった時期もあります。
通算で1万枚以上のアルバムを聴いてきたとも思います。

そのような背景を踏まえても、モダンジャズの帝王を問われれば迷いなくマイルスの名を挙げるでしょう。
20世紀音楽においてラヴェルやバルトークに比肩するコンポーザーであり、唯一無二のプレイヤーでもありました。
音楽史の観点からは50年代のモード開拓期の重要性を見過ごせませんが、個人的に60年代後半から最晩年にかけてのアルバムを好んで聴きます。

具体的には、ウェイン・ショーターを含むカルテットの作品群、キースやチックが加わっていたエレクトリック期、そしてマーカス・ミラーとの共作。
中でもお気に入りは「Sorcerer」、「Miles at Fillmore(Friday miles)」、「Amandla」です。

あまり取り上げられませんが、「Amandla」は彼の集大成的な傑作だと思います。
若くしてエスタブリッシュメントの仲間入りを果たし、更に晩年まで進化を続けたその生き様やアティチュードに敬意を覚えます。

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