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#292 効果的な根回しの方法(前編)

会社の中で成果を上げるためには、

「1人でできる仕事は限られている」

ことを知っておく必要があります。

会社で成果を上げる人は、
周りの人に協力をしてもらえるように、
事前に相応の準備をしています。

特に事前の準備を進める上で、
キーパーソンへの「根回し」
は非常に重要だと言われています。

今回は、根回しを成功させるための
方法とコツをご紹介します。

少し長くなりましたので、

✓ 前編:根回しが必要な理由
✓ 後編:うまく根回しするする方法

をお伝えします。

1.根回しとは

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もしかすると、「根回し」という言葉から、
ネガティブな印象を持たれる方もいるかもしれません。

何となく、正々堂々としていないし、
裏に手を回すようなイメージから
快く思っていない人もいます。

しかし、そもそも「根回し」とは

交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、
あらかじめ手を打っておくこと

と言う意味です。

陰でコソコソ何かを行うという意味ではなく、
仕事を円滑に遂行するために必要な手立てを、
予め取っておくだけのことです。

むしろ業務上、大切な方法のひとつとして、
きちんと「根回し」をすることが重要です。

まずは、
「根回し=自分だけの立場を有利に持っていく」
というイメージから、
「周囲とWin-Winの関係を作る」
というイメージをもってみてください。

2.根回しが必要な理由

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会議などで、参加者から

「話の通し方がおかしい」
「事前に聞いていない」

といった理由から、内容に関わらず反対されて
うまくいかい事例を
たくさん見てきました。

人間には、プライドや立場、感情があります。

その場でいきなり意見を聞かれても、
責任のある立場としてなんとも発言しにくいといったこともあるでしょう。

そのようなことを回避するために根回しは必要であり、
それが上手い人はビジネスを前に進めていくことができます。

3.失敗談|根回しを失敗した話

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根回しが大切なことだと分かっていても、
いつも上手くいくわけではありません。

私もつい先日、根回しを失敗してしまいました。

現在携わっているとあるプロジェクトのことです。

会議の資料から、当初予定していたテーマとは異なる議論と
なりそうなことが分かり、これはまずいと感じました。

進行役の人が猪突猛進タイプで、
どこまでも突き進むので、
事前にストッパーとなりそうな人への
根回しが必要だと感じたんです。

プロジェクトには、その方の上司もメンバーに含まれていたので、
上司に根回しをしておこうと連絡をしたんです。

しかし、その上司から出た言葉は

「裏でこそこそすると不信感につながるから、
そういう意見は当日言ってくれ」

という内容のもの。

時間がないプロジェクトで、
当日に話している時間がないからこそ
事前に話をしたかったのですが、
強い不快感を示されました。

正直、思うところは多々ありましたが、
この人と話をしてもいい話ができないと判断し、
話を早々に打ち切ることにしました。

結局、事前に進行役の人と話すことで、
当日の議論を円滑に進めるこができましたが、
根回しする相手を見誤ったなと
反省することになった経験です。

4.まとめ

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いかがですか。
今回は根回しが必要な理由について、お伝えしました。

根回しは事前の下準備。
このひと手間があるか否かで、
仕事の生産性が大きく変わります。

ただし、
やみくもに根回しをしようとしてもうまくいきません。

今回お話ししたような失敗をしないために、
次回は、根回しを成功させる方法について
お伝えいたします。

よければ次回も参考にしてみてくださいね。
今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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