本日、とある方の電話鑑定をさせていただきました。
霊視をメインに、西洋占星術やカード使ったりしながらお話させていただいたのですが
その中で思ったことなどありましたので、ご本人の承諾をいただいてレポさせていただきます。

まず、霊視で視えた過去世をお話。
「過去丗ですが、煉瓦造りの壁が視えます。公務員的なお仕事をなさっているのかな、という感じです。人と触れ合う仕事というよりは、専門職的な裏方のお仕事をなさっているようです。仕事仲間以外と接する機会がないのかもしれません。お仕事の量が多いのか、お仕事がお好きなのか、あまり家庭を大事にされている雰囲気ではないですね。お仕事に没頭されている感じです」
そのほか、感じたことなどをお話ししたところ、
「思い当たる節がある」「今も似たようなことをしている」とのお言葉。

ちなみに過去丗は、お客様にリクエストされた時にだけ視ます。
基本的には過去丗については、エンタメの延長としてお話するのですが、
過去丗のカルマとか言いますが、だいたいの方は過去にも似たような生き方をされていますし、
当時と同じことで今も悩んでおられる方はとても多いです。
ですので、過去丗を視ることで、今のその方へのアドバイスがより明確になる、ということはあります。

それから具体的に、現在のお悩みのお話だったのですが、
この辺りのお話が個人的に興味深かったので、まとめておこうかと思います。

何かを作って、それによって人に喜んでもらうためには、
インプットと同時に、アウトプットのスキルも必要なんですよね。
そして、このインプットとアウトプットの経験値は、別々にたまったりするわけです。
同じ「物が作れない」というお悩みでも、
インプットもアウトプットもレベル5という人と
インプットがレベル10でアウトプットはレベル60、という人と
インプットがレベル60で、アウトプットがレベル10、という人では
アドバイスが変わってきますね。

今回のお客様は、
インプットのレベルが70
アウトプットのレベルが10
というように感じられました。

最終結論としては、
「これ以上インプットのレベルあげてもしゃーないよ。アウトプットのレベル上げよう？」
となるわけですが

人間は能力が上がると、「自分はこれぐらいできるはずだ」という自意識も同時に育っていきます(それ自体は、必要なことなのです)
ただ、自意識と一緒に育ってしまう曲者がプライドでして。

「自分はアウトプットのレベルが10だ」ってことを、うっかり忘れてしまうんですよね。
そうなりますと、
「自分は(インプット)レベル70なのに、なんでこの(アウトプットの)フィールドに立つと、レベル20の雑魚に勝てないんだ？ キレのいい攻撃ができないんだ？」
となってしまう方がよくいらっしゃいまして、
「このフィールドは自分に向いていない。ここで戦うのは無駄だ」
or
「アウトプットのフィールドでもレベル70の斬撃ができない自分はダメなやつだ。どうにかしてレベル70の斬撃をしなければ！」
のどちらかか、これを行ったり来たりというふうになってしまいます。

だって、本人はインプットレベルを上げるためにコツコツと努力に努力を重ねてきたわけです。
そして漸くレベル70になったのに、武器を変えたり、あるいは違うフィールドに行っただけで、こんなにも身体が動かない。自分の理想通りの動きができない。
おかしい。自分はレベル70のはずなのに！
そう混乱するのは、ある意味では当たり前のことかもしれませんね。

そして「アウトプットのレベル上げなんか馬鹿馬鹿しい。自分は得意なことを磨いていくぞ！」となるのは、自然なことです。
でも、能力値極振りでコツコツとレベル上げをしている人というのは意外といるもので、必ず上には上がいます。
野球少年が野球に全てを捧げても、イチローに勝てるとは限らないというのが世の中の厳しさなんですよね。
また、物事のレベルは上がれば上がるほど上げるのが難しくなりますので
地元で一番の野球少年になるのはさほど難しくなくても、リーグのトップ争いをしだすとライバルに勝つには尋常でない努力と才能が必要になってきます。

んで、ここで改めて提案がありまして。
「インプットレベルを70から100にするより、アウトプットレベルを10から30にする方がずっと簡単やで」
というお話です。

アウトプットレベルが30の人はザラにいますが、
アウトプットレベルが同じ人同士が戦ったら、インプットレベルが高い方が勝ちます。
つまり、インプットレベルが高いということは、アウトプットする上でもアドバンテージなんですよね。

でも、多くの人はプライドが邪魔をして
「アウトプットレベルが10しかない自分と向き合うのは恥ずかしい」
って感じたりするんですね。
そしてなかなかレベルが上げられなかったりするんですが

逆に言えば、恥ずかしいだけじゃん？
うまくいかなかったらどうしよう？
こんな不出来な自分を笑われたらどうしよう？
って思うだけじゃん？

それって、自分で自分を褒めたり、
みんなに素直に「自分はアウトプットのレベル上げをやりたいんだ」って言って、褒めてもらえばいいんじゃない？

大丈夫。インプットレベルが高い人は、アウトプットレベルをちょっと上げれば一気にいいものを作れるようになる。
そんなお話をさせていただきました。
必要なのは、インプットフィールドからアウトプットフィールドに移って、地道にスライムと戦うことだけです。
一日につき、ちょっとだけでいいのです。
そのちょっとをやっていく勇気を頑張って出していきましょう！

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