見出し画像

買い持ちが最もかしこい投資法

バフェット氏は2016年CNBCの取材 で投資家へのアドバイスを求められた際、「株式市場を四六時中追いかけるな」と答えている。「株価が上がったから売って、下がったから買ってを繰り返しているようではよい結果は得られない」とし、「優良企業株を10、20、30年と長期間にわたって保有することで利益を得る」ことを勧めている。

ロボアドで知られるベターメントのCFPニック・ホールマン氏は、「株価の一時的な急落は市場の調節に過ぎない」という。「自分の目標にそった適切な投資をしているのなら、ポートフォリオのことは気にしなくてよい」と楽観的だ。

価格変動が激しい時にはポートフォリオのバランスも崩れやすく、リスクが高くなったり低くなったりする。嵐が過ぎ去るのを静かに待つのが得策ということだ。ホールマン氏が提案するように「アイスクリームでも食べながらスーパーボールでも観て、市場で起こっていることは忘れる」とまでは落ち着いていられなくても、慌てて売りに走ったり過剰に心配するのは避けるべきなのだろう。

「価格が下がった株価を買い込む」という手法はバフェット氏が得意とするところだが、USトラストのチーフマーケット・ストラテジスト、ジョー・クインラン氏は「買い込む銘柄には慎重に」と警告している。安くなっているからといってなんでもかんでも買うのではなく、バフェット氏のように「長期的に見て価格が上がる銘柄」を選ぶのが重要だ。

コーナーストーン・ウェルス・マネージメントのCIOアラン・スクラインカ氏いわく、1900年以来米国株式市場では125回もの「価格調節」が起きている。つまり1年に一回は価格が急落するのが普通である。急落した株価は再び値上がりする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?