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実はやっているゲームについて語りたい。

 突然現れた広告の画面。不思議な青い空に、猫耳の少女が映っていた。何も知らない私の眼前に現れた、まだこの世には無いゲーム。リリース前のその世界観に一目惚れした。

 私がそのゲームに出会ったのは3年前だった。その世界観と、コンセプトに惹かれて事前登録してダウンロードした。女なのに乙女ゲームや可愛いゲームが性にあわない私。スマホゲームは始めてもあまり長く続かないことが多かった。そのゲームは、学園×青春×物語RPGで、プレイヤーは先生としてその世界にやってきた「大人」。私はブルーアーカイブをやっている。

 め〜〜〜〜ちゃくちゃ綺麗。今見返してもウッと感動するものがある。そのくらい画面と音楽、キャラクターに持っていかれた。待ちに待ったリリース日。ニックネームを設定してもアロナが名前を呼んでくれなかった。そういえば、今設定し直しても私はずっと「先生」としか呼ばれないのだが、普通は呼ばれるのだろうか。リリース初期は本当に荒いだのなんだの言われていたが、スマホゲーム初心者のまだJKだった私は「そうなの?😮」程度で、ユウカやシロコ、めちゃ戦闘で使いやすいヒビキを初期に募集出来て、RPG下手くそマンだがそれなりに任務を進めていた。ストーリーは「対策委員会編」、想像以上の物語の展開に次は次はと読んだ記憶がある。アリスとの出会い。テキトーに募集したら来たのでおぉ!となった記憶がある。このゲーム凄く楽しい…、凄く面白い…!と、結構やり込んでいたのだが、私はその時高校2年生。春が来れば受験生だった。
 「ほんとにお願い!私の代わりにやって!」と、弟と妹に懇願してキモがられたのを覚えている。本当に大好きになっていた。けど、大学受験に向けて勉強しなければならない。ゲームなんてしていられない。でも生徒たちを放っておくなんて嫌だった。だが結局、誰もやってくれず、やる時間も作れず、スマホのデータ容量を食うだけになってしまったブルーアーカイブを、私は渋々夏頃に削除してしまった。

 受験が終わり、再ダウンロードした時に感動した。ログイン出来たのだ。その頃は確かエデン条約編に突入していた。知らない機能、知らないキャラクターが増えていた。それでも置いてかれた気はしなかった。またストーリーを読む。貯まりに溜まったストーリー。補習授業部たちのストーリーを朝の4時まで一睡もせずに読んだのを覚えている。突然スク水姿で現れるハナコ。えっちなのはダメ‼️と怒るコハル。冷静沈着なアズサとあわあわと見ているヒフミ。そんな彼女たちの勉強合宿。幸せな青春の一場面とは一変して、アリウススクワッドの影が物語にはあった。トリニティの生徒会、ティーパーティーに蔓延る不穏な気配。上手くいかないトリニティとゲヘナのエデン条約。愉快な少女ミカ。サオリとの戦闘で全然勝てなくて「イベント戦じゃないの!?」と慌てた記憶がある。あぁやはりこのゲームが好きだと思ったのだった。

 しかし、大学生になるのに携帯が雑魚だった私はデータ容量をteamsやメール、大学のアプリなどに食われてしまいブルアカを維持出来なくなった。1年生の間は我慢したのだが、ついに我慢の限界が来てTwitterやら様々なアプリを消してブルアカを再ダウンロード。そして、2nd Anniversaryに向けて父親に新しいスマホをねだりごねて泣くという19歳とは思えないムーブをかました。去年の2月1日に現在の128GBのiPhone14に乗り換えさせてもらった。それまで32GBのサ終iPhone7だったと思うと恐ろしい。そしてまた1年間このブルーアーカイブを遊んだのだった。ちょうどメインストーリーのFinalが進んでいたので、本当にこのタイミングで再スタートを切れて良かった。この年のアニバガチャ、実はイロハ、水着ホシノ、ミカとエッていう引きだった。当時は久しぶりかつ何にも考えてなかったが、後々凄い引きだったなと思うのだった。

 私はリリース時から遊んでいるが、今このブルーアーカイブをやれているのは全国の先生方のおかげだと思うと頭が上がらない。いつの間にかこんなにも人気なスマホゲームになっていて、4月には対策委員会編のストーリーがアニメとなって放送がスタートする。ゲームの方ではホシノの過去が遂に明かされる。3年前に読んだ対策委員会編。アニメ化に向けてもう一度読もうか。アニバのゲヘナパーティーでは、待ちに待ったマコトの実装に狂喜乱舞した。一応無課金で頑張っているのだが、マコトで天井してしまったのでヒナちゃん課金不可避かもしれないのが心配なところ。130連で石がそこを尽きてしまったので可能性大😭

 夏頃?にはRABBIT小隊のクリアファイルをゲット...そしてついこの間対策委員会のクリアファイルをゲットした。一番くじをやるつもりだったのだがやっておらず、対象店舗なのに??と店員さんに確認したら地方すぎてまだ入っていなかった😢

あとは、アリスのアクスタを買ってしまった...。実は少し前にキキョウちゃんのも買おうとしていたが、断念して後からやっぱり買えばよかった!と後悔したのでアニバだし、と買ってしまった。

 グッズを買ったり、期間が空いてしまっても戻ってくる。少なくとも55人の生徒を育成している。ここまでスマホゲームにハマったのは、私の中ではかなり珍しい。以前は刀剣乱舞をやっていて、それも極を6振以上育てて結構やり込んでいたし、ガチの刀剣を美術館に見に行く程にはやっていたのだが、もう4〜5年やっていない。刀帳調べたら知らん顔がいっぱいだった(でもやっぱり山姥切国広が一番カッコイイ。譲らないからなこれは。)。

 ブルーアーカイブにここまでハマれるのは、キャラクターの可愛さ、面白さもあるがやはりメインストーリーだろう。3年前に見た美しいPVからは想像もつかない壮大な物語が今も尚紡がれ続けている。学園都市で銃を乱射する少女たち。美食を求めて給食部部長を拉致ったり、温泉開発と言って爆破しまくるテロ同然行為をする生徒もいれば、学園の会計、書記、風紀と行政を担う生徒、社会主義や独裁体制を敷く学院やプロパガンダ(歴女だからか、これがめちゃくちゃおもしろくて好き)、新撰組などモデルを思わせる衣装を着た生徒や、カッコイイ、可愛い名前の部活動。学校を守ろうとする子たちや、放浪を余儀なくされた生徒。そんな少女たちの活躍をサポートする「先生」という自分。少女たちの心の動き。その全てが私を射抜いたのだった。
 始めた当初の私は17歳で、先生なのに生徒とほぼ年齢が同じだった。だから、稀にストーリーで語られる生徒への感情移入がエグくて泣くこともあった。思えば高校時代はちゃんと部活をやっていて、彼女たちのような部員同士の交錯など泥臭い、振り返れば美しい青春を送っていた。画面に表示される先生の言葉に、先生ってすごいってなることもあった。しかし、20歳になって大人になった私が百花繚乱紛争調停委員会のメインストーリーを読んだ時、クライマックスのシーンで先生が生徒に告げた言葉に、全く同じことを思っていた私がいた事に驚いた。
 大学で嫌々教職課程を履修しているが、そこで教員が言っていた「人は自分の視点でしか物事を見られない。生徒なら生徒の視点。教員なら教員の視点。」という言葉を思い出した。心から大人になったのだという感覚をここで感じさせられたのだった。

 まぁ、傍から見たら肌色の多いゲームだし男物のゲームだとも思うが、私はこのゲームの世界観が大好きだ。まだまだ名前が出ているだけの学校や、部活動。未実装のキャラクターなどいろんな楽しみや謎がある。実は私の現実の友達も女の子だがやっている。ミカちゃんとホシノが推しらしい。私はアリスだ(1番はアリスで、キキョウちゃんとマコトも好き‼️てかみんな好き‼️)。

 普段お笑い、ゼルダ、音楽、稀に東方と語ってきたので、一切触れていないブルアカについて、今日で3周年なのもあり心境を書いてみた。少女たちが紡ぐ、笑顔、涙、青春。学園を超えて協力し脅威に立ち向かう時もある。先生と生徒の奇跡の物語。本当に好き。今後のこのゲームの物語の進展に期待だ。







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