#桃山商事 #TBSラジオ #アフターシックスジャンクション 2019年10月29日20時台特集「恋人でも何でもない男性から届く”ウギャ〜”なショートメッセージ~ 通称クソLINE ~特集 」 に抗議する

「恋人でも何でもない男性から届く”ウギャ〜”なショートメッセージ~ 通称 #クソLINE ~特集 by #桃山商事
は、セクハラを無理解に薄める一方的な放送内容であり抗議する。

桃山商事(清田隆之、森田雄飛、ワッコ)には、男性2名に対しては、女性相談者から採集したセクハラ事件を #クソLINE というネーミングのもとに希薄化することをしないよう求める。
女性1名に対しては、被害者女性が真似しかねないような問題を軽んじる態度を改めるよう求める。態度を改めずに今後も #クソLINE 被害当事者として女性を代表するファシリテーターの役割を継続するのであれば、もはや当事者ではなく加害者であると認識することを求める。

#アトロク に対しては、犯罪を幇助すべきではないという意識を持ってセクハラ問題を扱うことを求める。 セクハラをエンタメ化するのであれば、エンタメ化ではないセクハラに対する見解を同量放送することを求める。
アトロクが、死んだ人や死を考えた人がいるセクハラ案件、およびそれにつながりかねない案件を無責任に扱うのは本年2度目であるし、今後は考えをもっと深刻に改めていただきたい。

以上が、今後に向けてのお願いである。

以下、 #クソLINE 企画について問題があると見る点を申し述べる。

1)加害者保護

放送に当たって、加害者を追及する企画ではなく男女共に考える企画である旨を申し述べた。
本企画については「だからこう改めて行きたい」という発信はなく、主催者から「自分もよく分かっていない」という旨の発信があった。
このように、問題点を主催者が把握していない段階で加害者保護をするのは、被害者に自己責任で自分を守るべきという間違った認識を与えかねない。
加害者保護だけを先行してやるべきではなかった。

2)法の遵守は企業の義務であり、同企画は法に関わる内容にも関わらず社内の審査が行われているとは思えないこと

同企画の登壇者は、社外のタレント2名、および #桃山商事  であり、企画放送中に企業としてのTBSの意見を述べる瞬間は無かった。
セクハラ案件については特に、公平で法を守る視点の発信者を、TBS社を代表して備えるべきだった。

局のアナウンサーが居る日にやらないのであれば、録音としてTBS社のコンプライアンス審査を受けた上で放送するなどの対応はとれたはずである。

私個人は、本来、セクハラ撲滅を目指して男性が行うべきことは、女性が被害を受けて嫌だったことを収集し面白いと思って発信すること、それによって報酬を得ることではなく、「 #クソLINE を面白いとして取り扱う精神性とは何か」を掘り下げ、「パワハラ防止法、独禁法の改正を同時に発信すること」ではないかと思う。

3)「セクハラを #クソLINE に言い換える」という逃げを放送した点

女性にとって恐怖であり、精神的に食らう問題であるセクハラに対して、「(笑)で逃げることに怒っている」という #桃山商事  のプレゼンの指摘と同じ、「セクハラを #クソLINE に言い換える」という逃げを、面白いとして同調することには欺瞞がある。
逃げた上で、ハラスメントを面白いことのように発信することは、聞く女性に対して混乱をもたらす。

被害を受けている人々に対して、「電波に乗せて自分達が何を発信し、何を、加害者ではなく被害者に対して啓蒙しているのか」を本当に検討していたら、やれることだとは到底思えない。

4)素人目に見ても、抜け落ちている視点がある

加害者に利することばかり発信するのは、放送の構成上に不備がある。 かつ、法的にアウトだという事を強く発信すべきところを怠った。

さらに、素人目に見ても水商売の営業に酷似した #クソLINE について、その指摘が抜け落ちている。

#クソLINE をどうしてもエンタメとして扱いたいなら、
キャバクラ嬢の客あしらいには何らかの、被害者に利する「対策」があると思うので、
キャバクラ嬢の営業を
・年収別
・ツール別
 (電話、メール、LINE、
 Twitterのクソリプ、TwitterのDM、
 FBメッセンジャー
 の別は少なくとも)
・年代別(1990年代以降)
に事例収集を行い、分析したらどうか。

ツール別というのは、つまり、LINEの密室性がクソLINEを助長するという指摘は的外れである。

5)自覚のない話者を登壇させるべきではない

これ本当にひどいと思うのは、
ラジオ出演後に #桃山商事 主催者から、 今回の放送によって、自分の女友達たちが食らっている。有名な人も食らっている

というツイートがあったことである。
LINEを通じたセクハラ被害は、一般的な女性労働者が有名無名のいかんを問わずに受けているものだろう。そして、#桃山商事 は、恋バナを相談しに来たふつうの人々からも事例を採集していることと思う。
それにも関わらず、
女友達が、特に有名な女友達が「食らった」ことで事の大きさに思い当たったというのである。
一般的な女性労働者、および事例の提供者に対してこんなに失礼なことはない。

主催者の不明については今後、態度を改めてもらうとして、
セクハラであることに思い至ったからには、 #クソLINE 案件は対策を示さないで、安易にあらわにするべき事柄なのかを精査し、予防の立場に立ってセクハラ事件であるということを薄めない形にコンテンツをもっと練っていくべきだ。

以上の、要望点、準備不足の5点について改善を求めて抗議する。

端的に言って、
#クソLINE は対策を示さずにあらわにするべきものではなく、
笑って済ませることができるのは #クソLINE を送る側でしかない。

そのような一方的な放送内容には、抗議する。

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