見出し画像

推しヒストリー①嵐

2024年の今、現在アラサーの私は嵐ド世代なのである。
小学生の時に花より男子が放送され、
中学生の時にはひみつの嵐ちゃんの話をし、
高校生の時に塾のPCの待受を嵐にし、
大学生になってライブに行けるようになり、
そして、大学生が終わる年に休止が発表された。

私の人生の思い出の至る所に当たり前のように嵐がいる。

始まりはどこだったのかもう何も覚えていない。掃除の時の音楽がWISHだったこと、花男には興味がなかったことが嵐に関する最も古い記憶だろうか。

ドラマ一覧を見ながら思い返せば、
バンビーノややまたろの時にはもう嵐が好きで見てきたと思う。2005年に花男で2007年にリターンズらしい、この辺りか。
そしておそらく山田太郎ものがたりで翔くんが好きになっているはず。理由は簡単、顔が好き(笑)

歴代バラエティを振り返れば、嵐の宿題くんは録画して見ていた記憶がある。
(ひみつの嵐ちゃんは最初から見ていた気がするし、VSはゴールデンになってからだった気がする)

そしてバラエティ見てたら翔くんじゃなくていつのまにか大野智にハマっていたのだよな…なぜか
ここの置換は一瞬だった、アイドルは顔のタイプ以上に応援したくさせる何かが必要で、智(智呼び)はその何かを持ってたのだと思う。

田舎キッズだったのでファンクラブに入ってライブに行くなんて遠い世界の話だったからいわゆる茶の間を長いことしていた。
時代がよく、露出も十分だったこともあり、周りは嵐が大好きな人と好きな人と興味はないけど話題には着いていける人で構成されていたので毎日がハッピーだった。
CDはレンタルして取り込んでたな、懐かしい。
(ついでに関ジャニのも借りてたから意外と知ってる)

大学生になり親元を離れ、お金に自由がきくころFCに入って遠征を楽しんだ。
純粋な私は多名義とは無関係に純粋にリア友と当落を楽しんでいた。(これが本来あるべき姿だぞ、私)
グッズ買うためだけに数時間並んだり、振込はペイジーだけだったり、ライブチケットも事前郵送だったり、、今思い返せば色々便利になったものだ。

一方で
普段RADWIMPS、BUMP OF CHICKEN、米津玄師といったロック系を好んで聞いていた私は正直嵐の曲に対してのモチベーションは高くなかった。好きな嵐が歌う曲だった。段々歌番組を追わなくなり、CDを借りなくなった。バラエティやドラマは見続けてたけど、アイドルとしての興味が薄れつつあった。
ファンクラブの更新を何度忘れたのだろうか……
その都度1000円余分に払って入っていたのだが、ついに再入会するのをやめた。5×20の頃である。
そう、休止会見の前。
そして今でも忘れられない2019年1月のあの日、私はバイトをしていた。休憩中に開いたTwitterとLINEはもう意味が分からなかった。呆然とした。私から離れていくのは仕方ないことだと思ってた。なのに嵐の方が私の前からいなくなることはありえないと勝手に思ってた。嵐っておじいちゃんになるまで続くんじゃないの?
降りそうだったくせにとんでもない喪失感に襲われた。アイドルとファンという括りではなく、もはやニュースを見る、LINEを開くといった当たり前の動作と同じように、生活の一部に嵐がいたことを思い知る。

会見を見ると自担が辞めたいと申し出たと、ずっと考えてたことだと、そして5人じゃないなら嵐はここで一旦閉じると、猶予は2年。
私が楽しく嵐を享受してた時、智は辞めたくて仕方がなかったという事実がまずとても悲しかった。
そして完全に辞めるのではなく、休止。再開するかは分からないなんて、飼い殺しもいいところだ。
この話し方の自担、帰ってこなさそうだもん。悔しいけど、なんかそんな気がする。
それでも、会見を見てやっぱり翔くんの言葉の強さ、誠実さが好きだったし、ニノの嵐を守る姿勢が好きだった。そして、一切漏れてこない運営がまた信頼できた。あー嵐好きだな。
こんなバカデカ感情残ってるのになんでファンクラブ再入会してなかったんだよ、馬鹿。全ファンクラブ会員が行けるようにえげつない数のコンサートやってくれるって言ってんのに、対象ですらないじゃん。
この後どうやって気持ちを落ち着かせたのか覚えていない。就活や国家試験のタイミングで忙殺でもされたのだろうか。

活動休止により奇しくも嵐からフェードアウトする予定が、私の中で嵐が唯一無二のグループになってしまった、永遠に。

11月3日にはアラフェスを見てペンライトを振り、
12月31日はThis is 嵐と紅白を見て、
(嵐のいない寂しいカウコンも見た)
そして、翌年にはドルビーシネマでrecord of memoriesを見て泣いた。

もはや殿堂入りしてる。
けど、私の自担はもういない。
どこを探してもいない。
メンバーから会ったよという報告だけ。

こんなに好きになれるグループは、アイドルはもう今後絶対現れない。
これからも嵐は応援するけど、ジャニオタとして追いかけるのはもう終わり。
青春をありがとう。
私はジャニオタを卒業します。【2021年】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?