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Buddy - Broad Day (Visualize)レビュー

Cool Lil Company所属。LAはコンプトン出身のラッパーBuddyの新譜Broad Dayがリリースされました。彼は実力派の超新星として10代より目立っていましたが、なぜかもう一つ売れなかった印象があります。自分が考える理由は作品がお洒落過ぎかなというイメージがあります。人と違っている事、繊細で柔軟な感覚がある事、等々は芸術家として必要な部分でありますが、逆に、一般の方々へ伝わりにくい部分でもあります。型がはっきりしている方が一般的にはイメージし易いのだと思います。自分も散々尖っていましたから気持ちは理解出来ますが、人へ伝わり易い事、その中で自分の才能を活かす。最近はこういったプロセスの経緯を大切にして生きています。


イントロのハンドクラップから始まり、何かやってくれそうな雰囲気あります。シンセサイザーはアルペジオを使ってるのかな。音が太くシンセサイザーの空間(リバーブ、ディレイ)とボーカルとの距離感、ステレオを左右に少し拡げ、ボーカルが中心にくるように処理されて気持ちの良いバランスに聴こえます。ドラムはWeb上で探せば簡単に見つかるようなTR808系サンプルを使用していますが、West Coast出身らしいリズムパターンを刻んでいます。Kaytranadaのビートのような雰囲気ですが、正統派なドラムパターンなので違うのかなと思ったり。真意は不明ですが、この夏ホットな1曲だと思います。

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