見出し画像

工業用内視鏡を買うときに考えてほしいこと

レーザーライナーです。

なんでメールアドレスのドメイン前には『@』が付くんだろう」とチョコレートを食べながら考えていたら無意識のうちに全て食べてしまいました。

ドメインはいわば「場所」
その場所を示す際に使う前置詞「at」と「@」が同音だから、らしいです。


今回は「工業用内視鏡を買うときに考えてほしいこと」ということで・・・
選定時のポイントや気に留めていただきたいことをまとめました。
※あくまでイチ見解としてお収めいただき、良しなに飛ばしてください。

<目次>

  • 工業用内視鏡とは

  • 何に使われるの?

  • どんな種類があるの?

  • 自分へのオススメは?

  • レーザーライナーの工業用内視鏡ってどんなのがあるの?


工業用内視鏡とは?

想像してください。
いま、皆さんは家の中にいます。

洗面所に行って排水口の奥底を見てください。
・・・なに?見れない?なんでですか?

そりゃそうです。
狭所&暗所の確認は人間の目では限界があります。

このように、世界には人の目が分からない箇所がたくさんあります。
しかも恐ろしいことに、検査業務や品質管理などの仕事は、このような目視ではどうにもできないところばかりを観察・数値化して、その品質に問題がないことを提示しなければいけません。

そんな目視できないところを見るための装置が工業用内視鏡です。

※ちなみに「内視鏡」と聞くと、鼻や口に挿入して胃やら腸やらの状態を見るものを想像しますが、今回説明するのは人体向けではない「工業用」内視鏡です。


何に使われるの?

前述の通り、目視できないところの観察です。

具体的には、

・自動車のエンジンルーム
・発電所のタービン
・コンクリート内部(穴を開けて挿入)
・配管
・屋根裏
・壁裏

など、基本狭くて暗いところです。

また、雨樋といった開けてはいるものの見にくくて仕方のないところの観察に使うこともできます。ちゃんと掃除できてるか確認できます。


どんな種類があるの?

性能や価格帯など、正直ピンキリです。
数百万~1000万円近いモデルになると、画質もさることながら3D計測を始め様々な機能が付いていたり、1万円台の入門モデルやスマホと連携できるものもあります。

ゲームのコントローラーのようにスティックを倒すとカメラの先端がウニョウニョ動くものもあります。
先端可動の仕組みもワイヤー・モーター・ガスを使って動かすといった違いがあります。


自分へのオススメは?

やっと本題です。
先述の通りピンキリの工業用内視鏡をどのように選べばいいのでしょうか。

まず、工業用内視鏡を使って何を観察したいのか考えた上
・カメラケーブルの長さ
・カメラケーブルの径
を選んでみましょう。

例えば「長くて細い配管内部の検査」をしたいのなら
・管の長さは何mか
・配管径は何cmか(何Aか)
が分かればそこそこ絞れてくるはずです。

次に、ケーブルの性能です。
柔軟性のある素材で作られているタイプもあれば、ハリガネのように曲げた形状を保持するタイプもあります。
下から上にケーブルを挿入するケースでは、形状記憶タイプの方が使いやすかったりします。
合わせて耐水性能(IP68とか)も見ておきましょう。※耐油性能を持つケーブルもあります。
どちらも使用可能な温度がありますので、要チェックです。

他にも

・画像/動画の保存可否
・画質
・先端可動式か否か
・ケーブルの着脱可否
・水平保持機能
・LED機能
・ホワイトバランス

などポイントは言い出せばキリがないですが、予算内で使えるスペックを探す上で必須なことをご紹介しました。


レーザーライナーの工業用内視鏡ってどんなのがあるの?

本来ならこの章がメインであるべきなのですが、ゴリ押しした結果読まれないのも嫌ですし、買っていただいた後で「思ってたのと違った」「使えなかった」と思われてしまう方がブランド的にはマイナスなので、端的に紹介します。
※本当はスタミナ切れ

1)様々な長さ・径のケーブルをご用意しています。
 ビデオフレックスG4シリーズはケーブルの着脱が可能。
 9種類のケーブルをオプション購入できるので、操作部は1台でOK。
 用途に合わせて使い分けができます。
※長さだけでなく機能にも注目です。

ビデオフレックスG4ウルトラM10

2)先端可動式のタイプもあります。
 ビデオインスペクター3Dはジョイスティックで先端を動かすことができます。
 ケーブル長は1mと短尺ですが、210°という驚異の曲げ角度です。

ビデオインスペクター3D

3)まるでスマホ?小型のものが出ました。
 ビデオポケットHDは4.3インチの大画面ながら15.5cmの小型タイプ。
 1m・φ5.2mmケーブルは本体横の溝に巻きつけて収納可能。

ビデオポケットHD

4)隠れた人気モデル。
 ビデオスコープXXLは5m、φ9mmのカメラケーブル(着脱不可)で、そこそこ長尺ながら標準本体価格¥48,000(税抜)というお財布に優しい仕様です。

ビデオスコープXXL

※ちなみに、デモ機があるので使用感に納得いただいた上でご購入いただくことが可能です。
コメントやSNSのDMにご連絡ください。


いかがでしたでしょうか。
長々と書いてしまいましたので次回があればもう少しコンパクトにしてみたいと思います。

工業用内視鏡については、私なんかよりずっと詳しい方がいらっしゃると思いますので、他にも選定ファクターなどがあればご教示ください。

それではまた。


SNSアカウントを運営しています。
のびのびやっているので、よければフォローしてください。

Twitter:@Laserliner_jp
Instagram:@laserliner_jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?