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ポートレートを撮ってみよう(1)

基本的な撮影技術を身に着ける

Laskey@カメラマンです。
人物にフィーチャーして、相手も
撮られている、撮られることを
意識している写真がポートレート。
テーマやイメージに沿って撮れると
相手も自分も喜べるわけで、そう
なると、ただ撮るのでは無く、
意識して作画できる方が良いわけ
です。
昨今のカメラはオートで撮れば
それなりに撮れる性能を持って
いますが、さらに一歩踏みこんだ
撮影知識があった方がより良い
ことは明らか。
そんなことで、基本的な撮影技術
、(これは自分のカメラの使い方
を知っている。と言うことも含み
ます)は自分の意図を写真に反映
させるために、とても大切なこと
です。
その結果、今DokiはSNSなどで
見れる作風はモデルさんが撮って
貰おう。と判断する時にも影響
するし、身近な人を撮った時も
より喜ばれます。
そもそも、何の目的で撮るのか?
も大事なんですけど、ココでは
それは置いておきます。
ある程度撮りたいように撮れた
としたら、自信を持ってモデル
さんにアプローチもできようと
言うものです。
と言うことで少しは役に立つ内容
をちょっとづつ書いていこうと
思います。

画像1

Model LUNA

その1.イメージを持とう

よくありがちなのは、なんと
なく漫然と撮ってしまうこと
です。
そのシーンを撮ろう。と思った
時に、「思った」動機やきっかけ
があったハズ。
ムードが良かった、顔の表情が
素敵に見えた、背景が綺麗だった
など、理由はなんでもいいの
ですけど、その「思った」こと
がいざ撮ってみると写真に反映
されてなくて、「あれ?ココは
こんな風じゃなかったのに」と
言う事があると思います。
ですから、撮りたいと思った
部分を写真の方向性として
イメージすることが必要です。
人間の目と脳は良く出来ていて
その場に最適な明るさ、色、
合わせて感情が入って、適度
に見えるようになっています
がカメラは機械なので、明るさ
も色も撮る側で指示してやらない
となりません。その上でムーディ
に見える画像に出力する。と言う
作業が必要になるんですね。

画像2

遠目に見てもなんかシャキ
っとしない。
拡大すると目のピントが
ブレている、衣装右袖に
ほつれの糸が・・・

その2.ピント

先ずは、ピントが合っていること。
「何をいまさら~。」と思うかも
ですけど、高画素化が進んでいる
今のカメラ。画素数が多くなる
ほどブレを忠実に拾います。
意図しないピンボケ、手振れは
やはり写真を見ても腑に落ちな
かったり、なんかスッキリしない
なぁ。となります。
意図によってピントを合わせる
場所は違いますが、ポートレート
での基本は自分から見て近い方の
相手の目、まつ毛の付け根を狙い
ます。
カメラのワイドエリアオート
フォーカスなんかですと、ドコに
ピントが行くか分からないので
シングルフォーカスポイントで
意図したところにしっかりピント
を合わせたいですね。
最近では瞳フォーカス搭載の機種
もあって、精度も上がってるけど
自分のカメラのピント精度は理解
しておきたいところ。
そして、レンズも注意。時々最初
からピントが前後にズレていること
もあるので、多少ならカメラの
レンズ微調整機能で調整しておく
のもいい。
具体的にはフォーカスエリアの
中のフォーカスポイントの動かし
方を把握しておきましょう。
昔は例えば、ファインダーの
中央で相手の目にピントを合わ
せてからカメラを動かして構図を
決めて撮っていましたが、これ
だとカメラを動かした時にコサ
イン誤差と言うピントズレが
発生します。
なので、今のデジカメ、構図を
決めたら、フォーカスポイント
をピントを合わせたい場所に移動
させてシャッター半押しでピント
を得る。のが確かです。細かい
ことを言えば、センサーの中央
ほど正確で、周辺に行くほど精度
が落ちる傾向はあるのですが、
この度合いはカメラとレンズに
慣れて自分で把握するか、ピント
拡大機能を使って、AFでピントを
合わせてから、ほんの少しマニュ
アルでピントリングを回して調整
してフォーカスロックをかけて撮
ると言うことになります。

ワークショップではこうした頭
では分かっているけど。と言う
ことを改めて、なるほど。と言う
形に出来たらいいですね。



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