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配信に時折出てくるにじさんじ卒業ライバーの消息話がなんかちょっと嬉しい

特になんということもない話なんですけれど。

最近、ぼーっとにじさんじライバーの誰かの近況を語る雑談配信を見ているときに、その中でかつて卒業してしまったライバーとの交流模様が垣間見えた機会がちょいちょいあって、私はちょっとそれが嬉しかったのですが。

その場面を紹介したら、おんなじ喜びみたいなものを感じてくれる人がひょっとしたらいるかな?と思ったので、今回はちょっとその切り抜きを貼ってみることにしました。


こちらは1/22に配信された健屋花那の雑談配信「【雑談】新PCが届いたのでテスト配信【健屋花那/にじさんじ】」の中で、語られた黛灰とのエピソード話についての切り抜き。

新PCのセッティングに四苦八苦した健屋花那からの相談に、黛灰が丁寧に丁寧に乗ってくれた話題が語られています。

このエピソードを配信で話していいか?と尋ねる健屋に対して、「別にいいけどみんな俺のことなんて忘れてるよ」と返事をする黛灰の様子は、私たちがかつて知る、いかにも彼らしさのある回答で。

そこにちょっとした懐かしさを感じた一幕でした。

それにしても彼の卒業から、もう1年半も経つのですね……。


こちらは矢車りねが行った1/3の雑談配信「【雑談】10万人記念に過去を振り返る【にじさんじ/矢車りね】」からの切り抜き。

この配信では、卒業してしまったことで今は配信内に音声を載せることが出来ない、元にじさんじSEEDs二期生の同期、遠北千南(あちきたちなみ)に対して「どうしても(YouTubeチャンネル登録者数)10万人行ったことを伝えたい」矢車りねが、配信内で直接通話を行い遠北側の音声は全て矢車が復唱する、といういわゆる「イタコ形式」でコラボトークを行った異色の配信になっています。

恐らく、企業的にはだいぶグレーな形式の配信ではあるのですが。
にじさんじ在籍時は中学生→高校生だった遠北千南が、もうすぐ卒業して4年になり、今は20歳の大学生になっていることをひしひしと感じさせる現在の近況報告や、未だに配信を見ているとか、コメントのアイコンや名前を憶えてるといった話、かつて貰ったファンレターを今でも大事に持っていると語る姿、などなど。

「近くて遠い目標だったね10万人はずっと」と語り合う2人の、その軽い口調でのトークながらもどこか終始暖かい雰囲気の配信は、かつて遠北千南のファンだった方だけでなく、Vtuberを推している色々な人に是非見ていただきたい内容になっています。


Vtuberの卒業は存在の死、という言葉をよく聞きます。

毎年2桁の数のライバーがデビューし、そして卒業していくにじさんじでも卒業した彼ら・彼女らのその後の姿を私たちが再び見ることは、極端な例外を除いて、ほぼありません。

だからこそ「推しは推せるときに推せ」とかいう、誰が言い始めたかわからないけれど妙な圧と説得力のあるフレーズが、未だに誰かの卒業・引退話のたびに語られたりするのでしょうし。

またそんなフレーズに反して、かつてはタブー気味であった、転生などと言われる「中の人のその後」を、熱量そのままにあきらめずに追いかける人もまた一定数いる、という状況もまた近頃は頻繁に生まれていて。

こういった混沌とした昨今のVtuber界隈の卒業とファンの関係性とは、なんともいびつな世界だな、と個人的には思っていたりもするのですが。


そんな中で、今回のように卒業ライバーのその後が「かつてのキャラクターの解像度そのまま」に語られた機会というのは、なんというか本当に貴重だったな、と思いました。

単純に、かつて完結した物語に出てきたあのキャラクターの後日談を見る楽しみ、というのともちょっと違う、遠く離れた友達の近況を聞く懐かしさの混じった喜び、とでもいいますか。

そんな不思議な視聴感でした。


こういう機会が、またたまにあるといいのですが。

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