かしこまりの手紙と、チャンネル登録者数と、無料3周年ライブと。
かしこまり、というVtuberをご存知でしょうか?
Vtuberとしては黎明期にあたる2018年2月にデビューした、ハスキーボイスが魅力の、いわゆる動画系歌うま勢のVtuberです。
彼女のチャンネルには10万回再生以上の歌ってみた動画を含む、60曲以上の歌ってみた動画と、複数のオリジナルソングがUPされています。
また、過去には複数回のライブも開催した実績もあります。
マネージャーの「パンディ」との掛け合い漫才のようなトークで観客を沸かせたり、そしてライブでも観客のトークをキチンとマイクで拾って対話したり、歌も事前収録ではなくリアルタイムレンダリングで届けている、という記事を読んだときには、その凄さに驚きを覚えたものです。
そんな彼女の2020年は、実に色々な出来事が続いた年でした。
Vtuber界隈の流行が生配信に偏り動画勢として苦境にたたされたこと、某感染症によるライブ活動の困難化、さらに後になってわかった事ですが、10月に「チームちゃんまり」が解散し、デビューから活動を共にしてきた相棒「パンディ」も卒業。
そして12月末には所属していたupd8も解散、と彼女にとって2020年はまさに激動の一年だったと言えるでしょう。
その2020年について詳しく知りたい方は、かしこまり自身が振り返り配信を行っているものがあるので、そちらをご覧ください。
そんなかしこまりが昨日(2/11)、こんなツイートをUPしました。
ここ1年ぐらい、毎月500人ぐらいがチャンネル登録を解除していること。
企業Vtuberのシビアさに直面し、進退を考えざるを得なくなったこと。
だけど、どうしても自分自身、活動をやめたくないと思ったこと。
そして2021年、かしこまりは個人勢として新たな一歩を踏み出す事。
そんな彼女の思いのたけが、そこには綴られていました。
そして、今日(2/12)のライブが私からの決意表明だ、とも。
そしてそのツイッターによる手紙公開から、20時間が経ち。
現在彼女の元ツイートには1万いいねが付き、YouTubeのチャンネル登録者数は1,000人以上増加し、1年ぶりに12万人に到達。
twitterフォローも1日足らずで500人以上増えるという事態が、現在起こっています。
また彼女の手紙を有志が協力して英訳したり、「#かしこまり3周年」でライブの宣伝をtwitterでつぶやく有志なども複数登場しています。
これはVtuberの一つのツイートに対する反応としては、劇的なものです。
Vtuber自身が自身の現状について声をあげることについては、色々な事を思う方もいるのでしょうが、少なくとも今回の彼女の声はいろんな人に好意的に届いたようです。
私も「かしこまり」という名前が検索しにくい、という理由から、チャンネル登録はともかく、彼女の日頃の動向については実のところあまり追っていなかったので、今回のツイートは久しぶりに彼女の動向を知る、いいきっかけになったように思います。
さて、個人勢となった彼女の決意表明であるライブ「Kashiko Mari 3rd Anniversary Acoustic Living Live」まで、この記事を書いている時点では、あと4時間です。
いったい、どんなライブを彼女は見せてくれるでしょうか。
とても、楽しみにしています。
<2/13追記>
ライブ視聴しました。
相変わらずシンプルに歌が上手かったですし、セットリストも全体的にアコースティックならではの雰囲気が出てて良かったですが、特に配信後半のオリソンがどれもカッコよかったです。
多分お酒飲みながら何回でも聞ける類の、実に心地のいい配信でした。
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