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駄文:「にじロック」と「initial step in NIJISANJI」開催前に思う事 ~成功して欲しい連日の大会場ライブ~

明日(10/30)明後日(10/31)の2日にかけて、にじさんじが手掛ける2つの大型ライブがあります。

一つは、「NIJIROCK NEXT BEAT」。
もう一つは「initial step in NIJISANJI」。

どちらも会場は横浜・ぴあアリーナMM
スタンドだと最大で1万2千人を収容できるという大会場での連日のVtuberライブは、私の知る限りこれまでもそんなに例が無いような気がします。

たしか、ぴあアリーナMMのある神奈川県の場合、某感染症対策のイベント収容上限として10月末まで、総収容人数1万人以上の施設でイベントを行う際はイベント規模を「収容定員の半分以下」にする必要があったかと思うのですが。

それにしたってイベント参加規模は5~6千人になるわけで、これはVtuber関連イベントがよく行われるライブハウスでの開催規模の、およそ2~3倍に相当します。

それこそ過去のにじさんじで言えば、2019年に行われた参加ライバー20名の「にじさんじ Music Festival」と、同年に参加ライバー15名で挑んだ「Virtual to LIVE in 両国国技館」等の、事務所全体ライブに匹敵する動員人数です。

そこに「NIJIROCK NEXT BEAT」は7人、「initial step in NIJISANJI」は8人の参加ライバーで、しかも2DAYSの公演スケジュールを組んで挑むという今回の試みは、これまでのライブ開催状況から見てもなかなかに挑戦的だなと感じます。


私は当日仕事&近隣に住んでいない身なので、どちらのライブもオンラインチケット参戦組なのがハナから決定している寂しい身の上で、会場の大きさなんて関係ないと言えば関係なかったりするのですが。

にじさんじのライブ企画数や規模が大きくなっていくことには、数年前からのファンとして、グループの成長が感じられて非常に嬉しいです。

また今回は、前回の「にじさんじ Anniversary Festival 2021」の際に企画されていたものの結局は中止されてしまった「関東近隣高校生のイベント無料招待」なども再び企画・実行されており、そういった部分にもANYCOLOR社のイベントにかける熱意のようなものを感じて、そこも嬉しかったりします。

唯一引っ掛かるとすれば、チケットの価格設定、でしょうか。
A席はこれまでのイベント同様9,000円台の9,500円ですが、S席が18,000円というのはライブというよりはもはや大手のフェスイベントチケットの1日券並みの値段で、単純に考えてもネット配信チケットの3倍する、というのはだいぶ強気な設定のような気がします。

今後の興行なんかを考えると無事に売れてほしいところですが、ここについてはどうなるでしょうか。ちょっと気になるところです。

さて、そんな2つのライブですが。
内容としても私は期待してる部分が結構あります。

まず「NIJIROCK NEXT BEAT」。
こちらはやはり何と言ってもまず雨森小夜&轟京子の3D化でしょうか。

特に先日、実に4カ月ぶりになる配信「脱獄した放送 止まらない邦楽ロックの話&にじロック来てね&山賊に間違えられた話」で、その大舞台に立つ緊張と興奮を配信内で早口で語ってくれた雨森小夜の、その歌や動きには注目をしていきたいなと思っていまして。

正直ネットチケットを買おうか迷っていた私の背中を、最後に押してくれたのは彼女のこの配信だったので、興味がある方は是非こちらの配信も見ていただきたいなと思います。面白かったです。

そしてもう一つ期待したいのは、これまでの「にじロック」こと、2019年に2回行われた「邦ロックリレー配信」「邦ロックリレー配信02」で顕著だった『選曲やカップリングの意外性』そして『ラストに向かって盛り上がっていく熱気』かな、と思っています。

振り返るとどちらも2019年開催と、もう2年前の企画になるのですが「にじロック」という企画で印象的な部分は本当に多くて。

例えばそれは、1回目の加賀美ハヤト&雨森小夜の不思議なコンビで歌われたBEAT CRUSADERSHIT IN THE USA」であったり、緑仙が1・2回でともに選曲していた9mm Parabellum Bulletの美しい楽曲カバーであったり、2回目の轟京子のやたら元気が出るWANIMA選曲の数々であったり、1・2回でそれぞれ全く違う形で30分という時間をフルに使いきったジョー・力一の圧倒的なパフォーマンスであったりするのですが。

それでもなんだかんだ私の中で一番印象に残っているのは、1回目のトリで夢追翔が歌い、その後全員での歌ってみた動画も公開されたASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ソラニン」と、同じく2回目のトリで三枝明那が歌ったサンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」だったりします。

あの時ラストの曲を聞きながら感じた、フェス感というか「いろんな余韻を感じつつ、祭の終わりに向かってみんなで盛り上がる感覚」というものを、私は今回の「NIJIROCK NEXT BEAT」でもまた体験したいなと、とても思っています。


そして「initial step in NIJISANJI」。
こちらについても、やはり一番興味が湧くのは、にじさんじ一期生全員によるイベント、ということで、先日3D化したばかりの渋谷ハジメ3D&新規3D化の鈴谷アキ3Dがまず頭には浮かびます。

特に鈴谷アキ3Dに関しては、個人的な好みももちろんあるのですが、先日紹介したRealSoundテックの記事でもあったように、彼の活動のメインが「リスナーとの対話型雑談」である以上、彼が今後3Dを活用する場面はそう多くはないような気もするので、今回は特に注目して見ておきたいです。

また、こちらも先日紹介したINSIDEのインタビュー記事内で、渋谷ハジメが今回のライブについて語っていた内容に、とても印象的だった部分があったのですが。

ファンに「いつか3Dの体をもらって、8人全員で同じ舞台に立てたらいいなって思うよ」ってずっと言ってたんで、その夢がひとつ叶うな、っていうのが今回のライブです。今回会場もでかいですからね。昔は3D の技術的に並べる人数のキャパで8人は無理だったけど、やっと並べるようになった。

3Dの姿で並ぶ一期生8人の姿、これはぜひとも見てみたいなと思います。

あとはなんか内容で気になるところは……、と今回この記事を書くにあたってあらためて考えてみたりもしたのですが、そこは今回、特に思い当たりませんでした。

先日の一期生コラボ「【PICO PARK】協力してゴール出来るかな【一期生コラボ】」を見ていても思ったことなのですが、一期生が8人揃うと、たとえ途中の展開がグダグダだろうとワチャワチャしてようと、何だかんだで毎回面白い化学反応が生まれているような気がしますし、何となく掛け合いを見ていれば微笑ましい気分になれるのも、昔も今も変わらない気がします。

安心と信頼の一期生コラボ、とでも言ったらよいのでしょうか?

そしてその関係性の妙は、たとえライブで誰と誰がどんな組み合わせで歌っても、どんなMCをしても、また変わらないような気がするのです。

ただ唯一、先日公式で公開された「にじさんじ - 1 ∞ color [original MV]」については、かなりいろんなことを考えさせられました。

MV内の転がるサイコロを見ながら、「いろんなことがあったけれど、始まりのメンバーが今もこうして8人全員揃っていて、いまやこんなにも大きな舞台に立てる存在になっている」という事実を振り返ると、何とも言えないセンチメンタルな物を感じずにはいられません。

ライブ当日も 「1 ∞ color」が流れた時には、きっとすごく感動するんじゃないだろうか?そんな期待があります。

さて色々と書きましたが、なんだかんだ言ってライブはいよいよ明日です。今はとにかく、素晴らしいものが見られることを期待したいと思います。


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