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BRICSの将来はどうなる?落ちてゆくと国伸びていく国が混在するBRICSに注目したい


G7に対抗する一大勢力として脚光を浴びたBRICS。

2023年には拡大BRICS構想を打ち出しました。

それを受けて2024年はBRICSの時代か…と誰もが思ったはず。

一方で、BRICSの牽引役である中国経済の後退、飛ぶ鳥を落とすインドの躍進、ロシアによるウクライナ侵攻等、一枚岩とは言えない状況が続いているのです。

●BRICSサミットの焦点


加盟国間の連携強化と世界への影響力拡大。

2024年BRICSサミットは、南アフリカ共和国ヨハネスブルグで開催予定であり、以下の点が焦点となる可能性が高いとされています。

1.ウクライナ戦争と国際情勢

・戦争の長期化による世界経済への影響と対策
・食料・エネルギー安全保障の確保
・国際秩序の再構築におけるBRICSの役割

2.BRICSの拡大と協力強化

・サウジ、イラン、UAEの加盟に向けた議論
・加盟国間の貿易・投資の促進
・BRICS開発銀行の活用
・BRICS独自のデジタル経済圏構築

3.持続可能な開発と気候変動対策

・持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組み
・気候変動対策における協調と独自イニシアチブ
・低炭素社会への移行に向けた協力

4.グローバルガバナンス改革

・国際機関におけるBRICSの代表性強化
・新たな国際秩序の構築に向けた議論
・世界貿易機関(WTO)改革への提言

5.人権問題と民主主義

・人権問題と民主主義に関する議論
・法の支配と腐敗対策
・市民社会との連携

その他にも、以下のことが議題となるでしょう

・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの復興
・テロ対策と安全保障
・教育・文化交流の促進

これらの焦点に加え、各加盟国が独自に重点課題を提起することも考えられます。

●経済・政治パワーの再分配を加速させるBRICS


新たな国際秩序の形成へ

近年、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は、世界経済における影響力を急速に拡大させています。

国際秩序の再構築における重要なプレイヤーとしての存在感を高めているのです。

●●BRICSの経済成長

BRICS諸国は、人口規模と豊富な天然資源に恵まれ、近年著しい経済成長を遂げてきました。

2023年時点におけるBRICS全体のGDPは約20兆ドルに達し、世界のGDPの約30%を占めているのです。

特に、中国とインドは世界経済の成長を牽引する存在となっており、今後も高い成長率が続くと予想されています。

●●BRICSの政治的影響力

経済成長に伴い、BRICS諸国の政治的影響力も高まっています。

国際舞台において、BRICSは多極化の推進、開発途上国支援の強化、国際機関における改革などを積極的に提唱しています。

また、G7などの主要国主導の国際秩序に代わる新たな国際秩序の構築を目指しています。

●●BRICSの課題

一方で、BRICS諸国も依然として多くの課題を抱えています。

経済格差の拡大、政治体制の安定性、法の支配の確立などが課題として挙げられます。

これらの課題を克服し、持続的な成長と発展を続けていくことができれば、BRICSは国際秩序の再構築において重要な役割を果たすことが期待されています。

●●BRICSの将来展望

2024年、BRICSは南アフリカ共和国ヨハネスブルグで開催されるサミットを機に、新たな発展戦略を策定する予定です。

このサミットでは、ウクライナ戦争の影響、BRICSの拡大、持続可能な開発、グローバルガバナンス改革などが主要議題となる見込みです。

BRICSの今後の動向は、世界経済と国際秩序の将来にとって重要な意味を持つと言えるでしょう。

●ウクライナ戦争と加速する多極化


BRICSは新たな世界秩序を主導できるのか?

BRICSが、新たな世界秩序を主導できるかどうかは、議論の余地があります。

BRICS諸国は、世界人口の約40%を占める巨大な市場を抱えています。

これは、巨大な消費市場と豊富な労働力プールを意味します。

BRICS諸国は、石油、ガス、鉱物などの重要な天然資源に恵まれています。

特に拡大BRICSに参加する中東諸国の石油産出量は世界の半分以上となりますし、ロシアは依然としてガス産出量では世界一を誇ります。

政治的影響力について、BRICS諸国は国際舞台における影響力を高めており、多極化の推進、開発途上国支援の強化、国際機関における改革などを積極的に提唱しています。

一方で、BRICS諸国は、政治体制、経済制度、外交政策などにおいて大きな違いがあります。

これらの違いが、共通の政策を策定したり、協調して行動したりすることを難しくしているのは間違いありません。

利害関係の違いが明確であり、一致しているのはG7などと対峙する勢力でありたいという存在価値でしょう。

BRICS諸国は、経済成長と環境保護のバランスをどのように取るべきかという課題に直面しています。

また、社会格差の拡大や汚職などの問題も抱えています。

BRICSが対峙するG7、というより本命はアメリカの覇権なのは間違いありません。

アメリカ合衆国は依然として世界最大の経済・軍事大国であり、国際秩序における支配的な地位を維持しています。

BRICS諸国がアメリカの覇権に挑戦するには、更なる経済力と軍事力の強化が必要となります。

BRICSが新たな世界秩序を主導できるかどうかは、今後の動向に大きくかかっています。

BRICS諸国が内部対立を克服し、持続可能な発展を達成することができれば、国際秩序における重要なプレイヤーとしての地位を確立することができるでしょう。

しかし、これらの課題を克服することは容易ではなく、BRICSの未来は不確実です。




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