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「庭」という字

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“庭”
が、好きなのです。

心の庭

心に大好きな庭があって
大好きな花や木があって
思い更ければ、
いつでもやさしい
気持ちになれる場所、
自分に還れる場所

そこには
行かなくても
行けなくても
心にあるのです。

また、庭は自然と触れ合える
癒し処でもありますが、
完全な人工物でもある。
それがすごい。

日本人って、
盆栽の世界にしても
庭にしても、人工的に自然の雄大さを
創造することに長けていて、素晴らしい
感性だな〜と思っています。
そして細部に宇宙までみていくのですものね。

庭は、それこそ年数かけて育てるもの。

コンクリートで全面固められる庭をみては、
今の人の世界観を感じ取ろうとしますが、
まあ、今の生活に合わせて効率的です。

生活に忙しいのに、庭の手入れなんて...です。
駐車場確保。それもわかります。

庭から知る四季や植物、昆虫。

自然に身につくでなく、ごっそりと知識から抜け落ちていくもの。

里山があればわかる、なんの野菜がどう取れるのか、木には何がなる?

知らないのが悪いわけではなく、
生活にないだけ。

宇宙も今や想像ではなく
現実の場所。

想いを馳せる必要もないですね!?
むしろ、宇宙行きすら
夢をえがいていた頃から
もう実現させるもの、ですものね。
すごいことです。

自然と人が共生できる
里山があたり前にあったら...
今の文明があろうとも、
大切な自然も守れないものか。

それぞれに自然と人が共生して
生きていたら、争いの意味なんてなにも
為さない気もしてしまいます。

と、私の想いは
田中正造さんの言葉を
書いた以前の書作品に繋がっていくのです。
実は。

人にとっての自然
自分に還れる場所

それを壊すのも人間。

自然、土地は
人を育むのだから
昔の人は、清めて大切にしていたのでしょう。
その庭、廷、という場では、
皆が公平に過ごしたのでしょう。

そう思えた字の成り立ちです。
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【「庭」の成り立ち】

廷+广=庭

「廷」...土地の神様を清める形をあらわした形から、儀礼を行う場、という意味。裁判等行う公平な場。庭の元の字。

「广」...屋根の形

广が付いているってことは、屋根がある場所が庭?

今は屋根のない場所を「庭」とし、屋根のある場所を「廷」ということが多い。
(常用字解より)

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今できることからやってみよう🌿.
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読んでくださって
ありがとうございます♥🙏🏻