今回のゲストは、佐賀県唐津市の浜玉町にある鍼灸院の院長「小野雄一」さん。鍼灸師だけではなく、スポーツトレーナー、陸上クラブコーチととても多忙な小野さんのご職業について、今後やりたいことについてたくさん質問してきました。

運動を頑張っている子どもたちの将来の夢の選択肢としてこのインタビューがお役に立てれば嬉しい。「百聞は一見にしかず」ぜひ行動やチャレンジを後押しする記事になれますように。

怪我で出会った自分の夢

中高と陸上部に所属、生徒会長を担うみんなの世話好き役

小野さんは中高陸上に打ち込んでいた。競技には怪我がつきものだが、小野さん自身が陸上で怪我をしたときに通っていた整骨院の先生がやってくれたように、部活動の合宿の際も部員にアイシングやマッサージを真似てやってあげることが多かった。誰かの痛い、クヤシイ、をケアしてあげたいなぁ、「スポーツトレーナーになりたい！」という夢を持った。

通っていた整骨院の先生がスポーツトレーナーになりたいなら何か資格をとったほうがいいと教えてもらい、柔道整復師や鍼灸師といった資格があるが小野さんは鍼灸師を目指した。

柔道整復師は、脱臼、捻挫、打撲、挫傷（筋・腱の損 傷）などの施術（治療）をする職種の正式名称です。 その専門性から、柔道整復師は、整骨院・接骨院のほか、医療機関やスポーツの現場、介護保険制度での介護事業所などでも活動しています。外側のケアをメインにしたきめこまかい健康管理のパートナーといったイメージ

鍼灸師とは、「鍼（はり）」と「灸（きゅう）」を使い全身にあるツボや皮膚・筋肉に刺激を与え、自然治癒力を高めたり、病気の改善や予防、健康回復を目的として治療を行う、「はり師」と「きゅう師」の国家資格を両方持つ東洋医学の専門家。アスリートはプロになればなるほど薬を容易に摂取できない。頭痛や歯痛などのケアも鍼灸師になればできる。なお、「はり師」と「きゅう師」は別々の国家資格ですが、両方の資格を持つ方が多いため鍼灸師と呼ばれています。

資格をとるため高校を卒業し鍼灸師の資格を取るため３年間専門学校に通い見事合格。鍼灸師として約8年、整骨院や訪問鍼灸の経験も豊富で、認知症サポーターでもある小野さんは2022年7月に独立開業。ふりーだむ鍼灸院を2023年4月に施設をオープンした。

独立開業

2022年7月に独立時は、ご年配のかたや産後の骨盤ケアを訪問のみで活動していた。産後の骨盤矯正をメインに、活動していた理由はお子さんを連れてお母さんが院に出向くのは大変、行けない、行きにくい状況の方に自分が出向きたい！という想いがあった。子育て真っ最中の小野さんには、産後のお母さんの気持ちや忙しい状況を見ていたこともあり「来てください」よりも「行けるサービス」を提供していきたいと思った。

子どもたち向けの陸上教室

生活環境が便利になるにつれて、不安定な場所で遊ぶことも外で遊ぶことも減り、体の軸を作る時期に動かせていないことから、カラダの柔軟性や体感の土台を作ること、スポーツを通して人の話しを座って聞く、挨拶をする大事さを教えたりと、子どもたち一人一人にあった指導をしている。

鍼灸院での施術、往診、子供向けの陸上教室、早稲田佐賀高等学校サッカー部のトレーナー、と4足の草鞋をこなす多忙な小野さんですが、独立開業したことで、院外での活動を盛んにできていることは、「来てください」よりも「行けるサービス」を提供していきたいと思った独立開業時の夢が叶っている。

小野さんの魅力

優しく親しみがあり、マルシェやママたちといった女性の中にも自然と溶け込む共感力の高さが魅力。小野さんの施設ではレンタルスペースとしても活用されており、多くのかたが利用されている。マルシェや地域子ども食堂、避難所といった地域の寄り合いや助け合いの場として施設を活用していくことが今後の夢だそうだ。そして小野さん自身も子育て支援に参加経験があるためパパあるあるや、ママあるあるを「男のマルシェ」を主催し、パパが率先して参加し子育てやママの愚痴をこっそり男同士で気軽に話せる地域のコミュニティを作ることも野望としてある。

フリーダム鍼灸院ご案内

往診
小児鍼（￥1,650）…夜泣きやおねしょなどのお悩みに添います

産後骨盤矯正（￥3,300）…産後のお母様に寄り添い体と心の負担をなくすため往診可能です。
体の不調（￥4,400）…お悩みに添った施術をします。

詳細や他メニューについてはホームページにあります。

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