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ピアニカって知ってます?〜肩を張らずにフランス86

懐かしいですね。高校時代以来さわらなかったです。今でも健在だと知った時はどこかワクワクしました。

高校時代、合唱部に所属していました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが練習はパートごとに分かれてやります。一つの教室内だとやかましすぎるので廊下や階段だとか、時には校舎から出て練習することもあったと思います。

ピアノを持って出るわけにもいきませんから「ピアニカ」を使ってたんですよ。歌うのにピアニカ?と突っ込まないでください。これがとても役に立つんです。機種によって2オクターブから3オクターブあり、普通の人の声なら十分カバーします。

色とりどりのモデルがあるのも今も昔も変わらないようです。鍵盤の大きさもまちまち。

何でこんなものが今でも売られているのか?それも中古でもたくさん売りに出されているんですよ?何ででしょうね?わかりません、、、

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ちょうどいいのをleboncoinで見つけました。

綺麗な中古品でした

3オクターブあります。鍵盤はピアノと比べるとずいぶん小さめですね。

使用感はほぼなかったかも

この穴に「くちばし」か「ホース」をつけます。あとは息を吹き込みながら弾くだけです。音はアコーデオンと同じです。

何でこんな中途半端な楽器が必要になったのか疑問に思われるでしょう。つい最近電子ピアノも購入したところなのに、コレクションでもしているのか?と言われそうです。

当然のことですが、単なるノスタルジーで買ったわけではありません。高価なものじゃないですが、それでもYAMAHA。高級モデルです。

タダ同然のものもありました。20ユーロくらい?メーカーや状態が怪しいものが多かったです。こういうものはやっぱりMade in Japan!迷わなかったですね。

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さて用途ですが、仕事で使うつもりです。

???

伴奏の仕事をしていることは何度も話しました。もちろんピアノです。

さて何をするんでしょう?






伴奏家として仕事をしていると、たまーに伴奏のテクニックを生徒に教えることがあるんです。この仕事は経験を積めば積むほど上達します。生徒には圧倒的に場数が足りません。初見で伴奏する経験がないんですよね。それをやってやろうという魂胆です。

楽譜は初級から中級の生徒(バイオリンやフルート)が習う程度の比較的簡単なもの。当然ピアノの前には生徒がいます。

例えばバイオリンのソロパートを同じピアノの高音部で弾いてもいいんですがどうもうまくいきません。音が混ざるか体がぶつかります。歌ってもいいんですが歌える音域を軽ーくはみ出しますし、歌えるような音形でもない。ピアノ以外の楽器が弾ければいいんですが、弾けない。

そこでピアニカ。苦肉の策です。

ピアニカを初級バイオリニスト(生徒)に見立てて伴奏をさせようと思っています。一応ピアノ以外の音(アコーデオン)なので混ざることはありません。普通の小さな電子ピアノだと平坦な音しか出ないところが、ピアニカだとしっかり表現まで再現できます(何となればビブラートもかけられる!)。

我ながらいいところに気がついた(自画自賛)!

あとはうまくいくかどうか

こちらの腕次第だったりして、、、

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