見出し画像

事態は収束に向かっている。

noteを使った今回の事件に関する情報発信は最後にしようと思う。普通の一市民として憤りを覚えたことに発端があったので、これ以上深入りしたくない。フランスという国のイメージを悪くしたいとも思っていない。

昨夜はパリ近郊のある街の市長の自宅に車が突っ込むという暴挙がなされた。市長本人は不在だったが妻と子供2人は就寝中だった。妻と子ども1人が暴行を避けようとして怪我を負ったという。

またNîmesニームでは警官が銃弾に見舞われた。幸い防弾チョッキをつけていて大事には至らなかった。

ここまでくると流石に法務大臣が声を上げた。

全逮捕者の3分の1は未成年だった。司法は未成年に罪を負わせることはできない。未成年は不可侵だ。ではどう手をつければいいのか?

当然責任は両親に行く。深夜に未成年を自由に外を徘徊させた責任は両親にある。刑法では罰則も定められている。罰金も弁償もとりあえず明記されている。

ただ現実に刑罰が施行されたことは極めて稀。当人と両親に厳重注意。家庭環境などが考慮され結局お咎めなしになる。

泣きを見るのは損保会社。財務大臣が、破壊された店舗の修理に対して大目に見るよう要請した。

とどのつまり、暴徒に混ざって暴力破壊行為を行なっていた未成年には法の手は届かない。探したわけではないがSNSに自慢話などが投稿されているんじゃないかと思う。

この一連の流れは大きなイベントがあるたびに繰り返される。

誰がもう事の発端を覚えているだろうか?

来年はパリ(とその他の市)でオリンピックが開かれる。普段国内事情では動かない軍まで総出で見張りに駆り出されるらしい。

世界最大のイベントが世界最大の惨事にならないことを祈る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?