イニエスタ獲得のヴィッセル神戸がJリーグ全体の営業収益が2位に浮上した理由。広告料収益はJトップの可能性も

イニエスタ選手の獲得を発表して以降、様々なメディアでヴィッセル神戸の財務状況やリクープ可能性の記事が発表されました。本社広告費計上でリクープできる(財務処理としては楽天本社からのスポンサード料金を引き上げる)ことや、イニエスタのSNSフォロワー数から「Viber」への波及効果などの評価が多かったようです。

ヴィッセル神戸公式ウェブサイトより引用)

そこで、今回は最近のヴィッセル神戸の財務状況を解説していきたいと思います。中でも2018年5月25日に報道されたばかりのJリーグ発表の決算情報によれば、ヴィッセル神戸の営業収益は、浦和レッズに次いで2位にまで上昇(2016年シーズンは7位)しています。

たった1年で営業収益を13億7200万円伸ばしており、その営業収益の成長率は135%成長にも及びます。ポドルスキ選手の年棒が6〜9.6億円と言われており、ポドルスキ選手一個人の人件費と単純比較はできませんが、投資に見合う成長を遂げているとも評価し得ます。

また、ヴィッセル神戸の運営会社である「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の決算公告も開示されております。貸借対照表からは、利益剰余金が▲6.5億円、通期純損失が▲1.5億円と開示されています。利益剰余金がざっくり累積赤字とイメージしてもらえれば大丈夫です。

ちなみにですが、Jリーグクラブの中で営業収益1位は浦和レッズで、79億7000万円です。ヴィッセル神戸の現在が52億3700万円ですから、日本国内でも27億円のアップサイドが単純比較で目指せる余力があります。

今回は、上記の総論を前提として、なぜ営業収益2位に浮上したのかの分析と、今後ヴィッセル神戸が営業収益80億円を超えるシナリオを分析していきたいと思います。分析の結果わかったことは、Jクラブ歴史上最高の広告収益を既に叩き出している可能性です。

予測ですが、営業収益予測値を先に開示いたします。2016年シーズンの首位が名古屋グランパスエイトの30億円の広告収益ですから、既にヴィッセル神戸が上回っている可能性すらあります。

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・ヴィッセル神戸の現在の収益構造と2017年シーズン予測
  広告料収益が2年前から2倍になっているが、入場料収益は減少
  J1クラブ最低水準のチケット単価問題とアップサイド
  2017年シーズン予測によれば、既にJ1クラブ最高水準の広告料
・ヴィッセル神戸の2020年の営業収益予測
  
2020年の営業収益/営業費用の予測公開
  Jクラブ史上初の100億円クラブへ
  100億円クラブを目指すアップサイド余地とは

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橘大地

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