「穴熊あなぐま」の陣形じんけいを目指す

「穴熊」は将棋しょうぎの自陣じじんを強固きょうこにする陣形じんけいです。王将おうしょうを取られたら将棋のルールでは負けになります。人生でも自分の存在を失ったらゲームオーバーです。
私は2000年が過ぎた頃に「穴熊」を目指しました。それまでは横浜市郊外で70坪ほどの戸建こだてに住み、同じ位の広さのカラオケスタジオを経営していました。2007年になぜか直感が降ってきて、家も店も全てを処分することにしました。それと同時期にご縁があり横浜の中心部に移転、居酒屋に業態ぎょうたいを変更しました。そして翌2008年リーマンショックの到来とうらい。もし決断が遅れていたら店の経営も立ち行かなくなっていただろうし、土地も売れなかったことでしょう。早い決断が幸さいわいし難なんを逃のがれることができたのです。 その後も、店を改築かいちくして店舗兼けん住宅にして職住兼用しょくじゅうけんようとし、車も処分し、物をことごとく捨て去り(断捨離)身軽にしました。株券や証券なども一切持っていません。預金も必要最低限。こうして穴熊の陣形が整いました。

人とコミュニティー

「人は石垣いしがき、人は城」と言いますが、コロナパンデミックでも従業員は大事にしました。究極には人やコミニティーが大事になるのだろうと思います。しかしながら世紀末と言う大事だいじにどう対処たいしょすれば良いのかは正直わかりませんが、究極自分を守り抜きコミニティーを守り抜くことだと思います。