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キリング・イヴ シーズン1。

2018年BBCアメリカ制作、2019年WOWOW放送。

面白い♬。
クライム・サスペンスと言うか、捜査官♀vs. 暗殺者♀というお互いの立場を時に逸脱する、私的な駆け引きや対峙を楽しむ作品。
ヨーロッパを股にかけた御洒落対決?とでも言うか。
クリエイターのフィービー・ウォーラー=ブリッジの脚本のセンスとテンポが良い👍🏻。

サンドラ・オーは医師からエイジェントに職業が変わっただけで、ほぼクリスティーナ・ヤン、味のあるキャラクタ。
今年1月、この役で2度目のゴールデン・グローブ賞を受賞した。
初回はTVドラマ部門で『グレイズ・アナトミー』助演女優賞、今回は同部門で主演女優賞🏆。
あっけらかんとして間が良くユーモラス、でも毅然とした演技の魅力は、言葉でも静止画でも中々伝わり難いので、是非役で動いて会話しているのを見て欲しい。

サンドラ演じるイヴと敵対する暗殺者ヴィラネルは、職業としてと言うより、まんまサイコパスなので、楽しみながら仕事をしている💧。
ヴィラネル役ジョディ・カマーは、以前見たBBCの『13 サーティーン』(2016)主演でのエキセントリックな演技が印象的だった。
そこで難しい役を演じたのが評価されて、このオファーが来たらしい。
若い女性の暗殺者役が自然に成り立っているのは、暗殺者と言うよりサイコパスの役作りで役に臨んでいるからだと思う。
綺麗だけれど目の離れ具合が絶妙で、癖のある表情を作るのが上手い。

コンスタンティン役のキム・ボドゥニアは何処かで見たおっさん…と思ったら、ノルディック・ノワールの『ザ・ブリッジ』でサーガの相棒マーティン役だった人。
デンマークでは大物俳優だそうで、今後も英米TVシリーズに進出して来そう。

ラストの終わり方はとても納得で、形的にクリフ・ハンガーでも、全くもやもやしない。
後盾の無くなってしまった?イヴが、ヴィラネルとどう対峙して行くのか楽しみ。
BBCアメリカではシーズン2が始まったばかりで、早々にシーズン3への更新も決まったみたい。

トレイラー。
https://mobile.twitter.com/wow_kaigaidrama/status/1085013311341527040