雨の京都。

葉桜の季節、と思ってたけれど、桜はまだたくさん残っていて。それでも雨のおかげで人はまばらで、とてもゆっくりと写真を撮ることができた。

写真を撮るのが好きな人が集まる、そんなイベントを主催して3回目になる。「好きなこと」をたくさんの人と共有する時間なので、とても楽しい。

東京にいたころ、知り合いがいなくて音楽つながりのイベントに参加したことがある。共通の好きな話題があるから、はじめて会った人どうしでも話が弾む。これまで話せなかったことが、話せてうれしい。知らなかったことが知れるのも、うれしい。

好きなことを共有できる楽しさ。もともとのイベントの主旨とは異なるけれど、そんな楽しさをみんなに知ってもらいたい。
イベントはほとんど手弁当どころか、これまではずっと赤字なくらいだったけれど、続ける理由はそのあたりにある。

雨の京都はよかった。雨も風情に変えられる、そんな空気感が京都にはある気がする。イベント前から雨天決行の予定だったけど、雨が降ってよかったと思う。おかげでいい写真がたくさん撮れた。

参加者の方もみんないい人でよかった。イベントの空気感は、ほとんど参加者の方がつくってくれる。被写体になってくれたり、お互いに写真を撮り合ったり、気軽にしゃべって楽しんで、だんだん場が温まるのがわかる。

会を重ねるごとにリピーターも増え、参加する人も増えてきて。本当に嬉しい。終わった後は疲労感もあって、とりあえずゆっくりするのだけれど、きっとまたやりたくなる。たぶん、またやります。

「京都だから、なんとかなるでしょ」という雰囲気まかせのゆるいイベントだったけど、たくさんご参加いただいてありがとうございました。

次は、どこで何をしようかな。