somebody to love

Freddie MarcuryがPVで女装をしてI want to breake free!と歌っていたころ、あたしはロンドン郊外の田舎町の学生だった。当時すでにQueenは大御所的存在で、アイドルはWham!やDuran Duranに移行していたから、爆発的人気というより安定感の末やや下火にあったと思う。実際同級生のgirlsはみんなChoose LifeのTシャツを着て、ヘアバンドにレッグウォーマーだったり、ちょっと最先端な子は長い髪を逆立てて濃い色のアイラインを長く引き、CureのRobert Smithの真似をしていた。あたしはThompson TwinsやHoward Jonesのおさげしっぽみたいなヘアを真似て耳の上を借り上げ、てっぺんは脱色させて高校生らしさを楽しんでいた。

あれから40年以上たった今年になって突然、Freddieの伝記映画が大ヒットして、まるであのころがよみがえったかのようなライブエイドの映像を映画館で見て、うわーと思ってなぜこれが今こんなに受けるのだろうと考えたりする。Freddieは間違いなく当時から天才だと思われていた。レミ・マレックはエモーショナルに天才フレディーを人間フレディーとして演じていて、パフォーマンスも圧巻だった。でもなぜ今?

同時代にスターだったアーティストたちのうち、生き残って今も大御所として歌い続けているのはマドンナを筆頭に意外に数名頭に浮かぶ。けれど、大御所として歌っていたにも関わらずそのキャリア半ばで命を閉じた大スターもフレディーを含め数名浮かぶ。まさに生きるか死ぬか。適当に生き延びてふつうに。。というのは音楽界ではありえないのかもしれない。それがつまり、40年の歳月だ。

私も日本に帰ってしっぽヘアは切り落とされ、髪の脱色もしなくなり、その代わりに腰にまで届く長い髪をすべてスパイラルにするというよりしつこい挑戦を続けている。だって生きるか死ぬかだから、中途半端ではダメなのだ。

当時好きだったアーティストと曲をあげてみる。

Bronski Beat "Small town boy" "Why?"
Toy Dolls "Nellie the Elephant"
Big Country "Big Country"
Tears for Fears "Everybody Wants to rule the world" "Shout"
Art of Noise
Marley Head "One night in Bangkok"
Paul McCartney "No more Lonely nights" "Silly Love Song"
Depeche Mode "People are People"
Echo & the Bunnymen "Silver" "killing moon"
Howard Jones "Pearl in the shell" "Like to get to know you well"
Alison Moyet "All cried out"
Cyndi Lauper "Time after Time"
Bucks Fizz "Talkin in your Sleep"
Dead or Alive "You spin me round"
King "Love and Pride"
Duran Duran "Save a Prayer"
Flying Pickets "When you are young"
Julian Lennon "Too late for Goodbyes"
Deniece Williams "Let's hear it for the boys"
Pet Shop Boys "West End Girls"
Frankie Goes To Holliwood "The Power Of Love"
Stevie Wonder "I Just Called To Say I Love You"
Starship "Nothing's Gonna Stop Us Now"
Spandau Ballet "True" "Round and Round"
Prince "When doves cry"

Spotifyでどの程度聞けるだろうか。。

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