なんと20年近く前から書き溜めてたブログを眺めていた。8年前でパタッととまっている。ほぼ、前のパートナーが精神世界にはまりはじめた時期だ。いや、それは不公平な書き方だ。私とて、精神世界にはまっていた。というより、私はもともとスピリチュアルが好きだったのだ。
アロマテラピーを使ったヒーリングの学校にも通ったし、アロマの資格も取った。それでもなぜ続けないのか。8年前、そのパートナーが精神世界にはまってすべてなげうち、私も別れることになったとき、そういうすべてが私から奪われた感覚に陥った。精油の勉強とて続ければよかったのに。彼女と同じような「はまった人」になるのがいやだったのだ。たぶん私は十分もう変な人だったのだろうに。
現在のパートナーは、私のスピリチュアル好きを特に熱心でもなく、かといって止めるでもなく、なんとなくの距離で眺めている。ときどきオラクルカードは引いてみて、アドバイスを聞いてみたりしている。
私が私であることを彼女が否定するとは思えない。
それでも私は怖いのだ。精神世界にもっていかれて、現実世界から逃げ出してしまった元パートナーのようになるのが。

アロマの勉強をしたとき、マッサージの授業で先生に「あなたの手はマッサージのための手」と言われたことがある。体温が高めでふわふわと柔らかい。そういう手はマッサージに向いているようなのだ。

その後、私が心を惹かれたものといえば、タロットカード、そして織りに戻り、そして紡ぎを再開したいと考えている。どれも私の心を静め、癒すものとしての存在だ。

秋になると心がざわつく。
それをどうすれば落ち着けられるのか。
考えながら、また自分のスピリットをなだめていくのだ。