私には約５年推している推しがいる。
私はリアコでもガチ恋でもない。いちオタクとして彼を推しているつもりだった。

現実で嫌なことがあっても、救ってくれたのは彼だった。
SNSの投稿１つで、セルカ１枚でめちゃくちゃ楽しくなれた。
自分の中で彼は仮に恋人がいても、上手くやってバレなそうだな、と思っていたところもある。

そんな中で出た匂わせ疑惑。

今回の一件で事務所がだんまりをきめているのはわかっていたことだし、
別に大声で撤回せえ！！とも思っていない。
それがあの事務所のやり方だもん。知ってる。

ただ、この前まで楽しく推していた彼を、そしてグループを素直に楽しめなくなってしまった私がいるのも事実。
推しが私に何をしてくれるわけでもなく、私は遠くから応援していたいと思っていたのにここまで気分がずっと浮かない自分にもびっくり。

SNS上で誰かが『匂わせとか、熱愛は、レストランにいるであろうネズミと一緒。どこかしらにいるのは分かっているけど、知られなくていい情報』みたいなことを言ってるのをみた。

まじそれ。
私はここまできて、めちゃくちゃ好きで通っていたレストランに、
ネズミがいても（いるとしりながら）行くのか？行き続けるのか？

味が好き・雰囲気が好き・お店の人が好き・・・好きな理由はたくさんある。それは変わらない。
ただ気が付いてしまったのだ、きっとネズミがいるということを。

そんな反面、内心私は気が付いていたのかもしれない。
数年推してて、ファッションセンスとかが明らかに変わったな、とか
好きな作品や音楽に意外だなと思うこともあった。
きっとその意外性の裏に、”誰か”という存在に気が付いていたんだと思う。
信じたくない自分の都合のいい解釈でしかない。いま思えばご都合主義。

別にすぐにペン卒しようとも思わない。
彼を完全に嫌いになったとかはないと思う。
ただ、ただ、本国ペンミも発表されたのに全然本腰が入らない自分に悲しくなるだけ。
私もまた手放しに楽しく彼らを見られる時がまたくるのだろうか。

あとは自分との折り合いなのに、ずっとここ数週間もやもやしている。
あんなに顔がいいのに、素敵な人なのに、恋人がいないわけないんだわ、いてもしょうがないんだわ。と当たり前に思い続けながらどうしてここまで悲しくなってしまうんだろう。

今まで彼にもらった幸せな時間は変わらないのに。

しばらくは静かに曲を聴かないようにしたり、Twitterにもあまりいっていない。それでもやっぱり恋しくなる。
推してるって楽しいことの代償が大きすぎる。

しばらくは私も自分に向き合おうと思う。
別に推しに恋人がいるなら、私だって同じように現実を生きろというお告げなのかもしれないとか思ってさらに落ち込むとか言いたくないけどそれもリアルな感情笑

自分の気持ちに整理がつくまで。
静かに自分にとっての”推し”とは何か、見つめなおしたい。