なぜMBAなのか?~過去の棚卸と、新しい世界の理解~

MBAというのはMaster of Business Administrationというだけあって、卒業後にビジネスで成功する事が一つのゴールとしてあるのですが、マネジメントに必要なハードスキルを学校の授業で学ぶ以外にもスキル面で学びの機会が沢山あります。

今のところですが、授業外で一番勉強になっているのは、いろいろな場面で立候補して成功したり失敗したりしている経験です。

クラブ活動の役員やインターンシップ、特別なプログラムへの参加や、特設クラス受講等、こっちに来てから2カ月で沢山の応募をしました。

全てが今まで関わった事の無い分野なので、応募する前にその世界の常識や、求められる人材像をリサーチし、使われている単語を確認し、自分の過去を棚卸して戦略を立て、「なぜ私を採用するべきなのか」の論理を構築します。

MBA受験も似たような事をするのですが、そのミニ版を短いスパンで何度も何度も繰り返す感じです。もともと、私はロジックよりもPassionでぐいぐい前進するタイプだったので、熱量の裏側にしっかりと論理の基盤を構築する作業はすごく学びになっています。

正面から素直に自分の強みをアピールしたり、逆に裏側からアピールして他の候補者と差別化してみたり、ケースバイケースで戦略を立てるのですが、この作業って、自分の過去をある程度棚卸しし、強みと弱みをしっかり理解してないとできないので、この作業を通して自分に対する理解がどんどん深まり、文書でも口頭でも言語化が上手になっている気がします。

また、知らない業界や世界を理解する為に人に会ったり、本を読んだり、ネットサーフィンしたり、こういう動作を通して、自分ごととして新たな世界を理解していくトレーニングを繰り返しているので、外の情報を咀嚼して理解する力が高まっている気がします。

今のところ、Marketing Clubの執行役員になったり、Luxury Strategyという選抜制のクラスに参加する権利を得たりしていますが、一方で課外プログラムへの応募は上手くいかなかったり。

とある業界のある場面では通じた戦略が、同じ業界の別の団体ではうまくいかなかったりと、日々勉強させて頂いてます。

あと、「英語のこなれた表現」はやっぱり難しいですね。
これはもう、そういう場面に沢山出くわして、事例を自分の中で蓄積するしかないですね。

こういう小さい成功や失敗の体験を通した内省の積み重ねが、失敗にめげないハートと、より的確な論理構築力と表現力を身につけるトレーニングになって行くと信じて、バッターボックスにまた立つのだ!

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