暗中模索の教員ワーク考


※ Zoho Connect内で学生さんたち向けに書いた話のまとめ↓


大学院での研究

大学院生にとっての「研究」は、目的でもあり手段でもある。たぶん。

[目的面] 
いい研究を完成させること自体に意味がある

[手段面] 
研究者として自立するための研究力を身につける
(研究職を目指しているとしたら)


ということは...

院生に関わる教員の仕事も
[A] 研究そのものを手伝う
[B] 研究力を身につけるのを手伝う
の2種類があるはず。

こんなことはあたりまえかもしれないのだけど、これまではなんとなく、Aをすることが自然とBにもなるのではないかと考えていた気がする。実際、そうなる場合もあるかもしれないし2つはかなり密接だと思うけど、きちんと分けて考える必要があるんじゃないかと最近思い始めた(いまさら?)。 


院生とのドライブを想像してみる

この例えが適しているのかはわからないけれども…

一緒に車に乗っているところを想像してみると、ハンドル、アクセル、ブレーキはあくまで学生さん自身に操作してもらって目的地を目指しつつ、私はそれを助手席から見守る(たまに口を出したり補助ブレーキを踏んだりはする)…みたいな関わり方を目指したらいいのかなぁと思い始めている。

いきなり1人きりで運転できる人なんて滅多にいないだろうけど、かと言って教員が運転席に座る、もしくは横からハンドルを操作することによって(危険すぎる例えだが)目的地に到着しても、学生さん自身が運転スキルを身につけるという意味では遠回りになりそう。

そんなわけで、私は主にコツを掴むまでの手伝いをするつもりでいたらいいのかなぁと。うまくやれるかはさておきだけどもー。そして気をつけるべきポイントは、車から降りないことと、ハンドルを奪わないこと…で合ってるのだろうか?


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