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人生が迷子。

サバイバーとして生き延びて、32年目。
たまに、来世に期待かなあってひとりごとを吐くことが増えた。
小屋を竣工してから、老朽化した仮設のプレハブ小屋のリフォームの依頼を進めたりした。
建築、建設も色々決まり事はあるのは知っているけど、それで飯が食えるなら、インパクトを握り、ビスを打ち込み、丸鋸で材料を挽き、組み立てるのみだ。


雨漏り修繕の様子。既存屋根をベースにボルトで屋根となる下地を組む。
防水施工。新しい屋根を合板で作り、アスファルトルーフィングという防水紙を敷き詰める。敷き詰めたらガンタッカーで留める。
ルーフィングの上から屋根材をビスで固定する。ガルバリウム鋼板角波板にて。

できる事はここ数年で飛躍的に増えた。
だが、事業、と呼べる規模に一向に育てる事が出来ず、サラリーマンもまともにできないのに、個人事業もなんとか綱渡りできる程度がずっと続くと、流石に精神が持たなくなりつつあるのも現実だ。
冬季の除雪が頼みの綱だったけど、記録的な暖冬により、2回出動したきり、出動がない。

いつでも、やれるだけのことはやってきたような気もするし、単純に足りなかったのかもしれない。
世の中で言う、努力がなんなのかもわからなくなってきた。
今のわたしの動きが努力じゃない、と言われて仕舞えば、あとはもう返す刀もない。

生まれや育ちのハンデを払拭しようにも、それもずっと足を引っ張る。

好きなことを探せ、好きなことがあるのは幸せ、推しがいるのが幸せ、わたしにはどれもわからない。
とにかく現金が回らなくなったら、わたしは終わる。
世の中にいる人たちと、わたしが見ている世界があまりにも違う世界にすら見える日がある。

敗者復活を志して、会社員を辞めた。
あれから三年が経とうとしている。
付き合いのある事業者たちは次のステップを見据えているのに、未だわたしは次のステップが遠い。

今、32歳。
正直、このままだと敗者復活より敗戦処理のほうが濃厚になってきている。
醜くなる前に、美しく散りたいという気持ちも正直隠せなくなってきた。
筋はどこまで通せば良いのか。
地獄に終止符はいつ打てるのか。

こんなクソみたいな人生でなんか、終われない、終わりたくない。

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